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新体制の「ブライトリング」がアジア&女性市場見据えて無骨じゃない時計発表

 投資会社CVCキャピタル・パートナーズ(CVC CAPITAL PARTNERS)傘下で経営陣を刷新した時計ブランド「ブライトリング(BREITLING)」が1月29、30日、上海でイベントを開催し、新体制による最初の時計“ナビタイマー 8”を発表した。

 “ナビタイマー 8”はこれまでの「ブライトリング」同様、航空機のコックピットに積まれた計器が着想源。「ブライトリング」が1930年代の航空機に供給した計器からイメージを膨らませたが、従来デザインとして文字盤にいくつも描いてきた計算尺のスケールは控えめ。反対に文字盤は輝度を高めたり、ベゼルの凹凸を従来以上に複雑な多面体に仕上げる事で光を乱反射させたり、無骨な男の計器というより、高級な装身具としての性格を高めている。

 今回発表作のケース径は、41〜43mmで、46や48、50mmなども珍しくなかった「ブライトリング」としては着けやすい大きさ。今後は女性も楽しめる38mmタイプも発表する。価格は、エントリー商材の自動巻き3針タイプが40万円程度〜、と従来とは大きく変わらない。5〜6月にかけて、全世界で一斉発売する。

 新作について「IWC」で15年に渡り最高経営責任者(CEO)を務めてきたジョージ・カーン(Georges Kern)CEOは、「時計業界の中で最も面白い遺産」を有するブランドであるとしながらも、「大きなパイロット以外の時計も開発し、都会的でセンスのある消費者に届けたい」として、特に「いずれもほんのわずか」と話す中国マーケット、女性市場の開拓に注力する考えを表明した。

 これに伴い「ブライトリング」は、ロゴもアーカイブに則っとりエレガントに変更。3月にオープンする中国・北京の店舗を皮切りに店舗やショップ・イン・ショップのデザインもメタルメッシュや木材などを多用した「工業的なクリーンさを併せ持つ、ロフトのように温かい空間」に順次刷新する。

 以降は空、陸、そして海をフィールドに、それぞれでエレガント、エレガント&スポーツ、スーパースポーティな時計を発売予定。自社製ムーブメント搭載の最高ランクから、ロレックス(ROLEX)傘下のチューダー(TUDOR)製ムーブメント搭載モデル、スウォッチ(SWATCH)傘下のエタ(ETA)ムーブメント搭載モデルまでムーブメントに基づくデザインと価格の基準を設け、消費者にわかりやすい商品ラインアップを構築する。