ビジネス

ミラノのセレクトショップ「10 コルソ コモ」入居ビルが売却

 ミラノの有名セレクトショップ「10 コルソ コモ(10 CORSO COMO)」が入居するビルが、伊ファッションブランド「ツインセット(TWIN SET)」創業者で元オーナーのシモーナ・バルビエリ(Simona Barbieri)とティツィアーノ・スガルビー(Tiziano Sgarbi)に売却された。

 ビルのオーナーが代わったことで「10 コルソ コモ」への影響も懸念されるが、ドナート・メイノー(Donato Maino)=ディエチ(DIECI)最高経営責任者(CEO)は、「賃貸契約に関する取引は、通常の不動産取引の一環として行われている。ブティック『10 コルソ コモ』は、ディエチ社によるライセンスビジネスの1つ。『10 コルソ コモ』のコンセプトは今もこれからも変わらない」と説明する。しかし、同社は昨年29万3377ユーロ(約3600万円)の損失を計上。負債総額は現在1300万ユーロ(約16億円)に膨らんでいるという。

 バルビエリ新オーナーは4月に「ツインセット」のクリエイティブ・ディレクター兼ディレクターを退任。所有していた10%の同ブランド株式を、投資ファンドのカーライル・グループ(THE CARLYLE GROUP)に売却し、現在同投資ファンドが100%の株式を保有している。現在「ツインセット」はアレッサンドロ・ヴァリスコ(Alessandro Varisco)元モスキーノ(MOSCHINO)CEOが経営している。

 なお、パリの人気セレクトショップ「コレット(COLETTE)」は12日に閉店を発表している。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

デムナの「グッチ」は賛否両論? 「ジバンシィ」「トム フォード」「ドリス」も注目の2025-26年パリコレ特集 【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第8回WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表!】

3月24日発売の「WWDJAPAN」は、2025-26年秋冬パリ・ファッション・ウイーク特集をお送りします。デザイナーのシャッフル人事が続く中、今シーズンは「ジバンシィ(GIVENCHY)」がサラ・バートン(Sarah Burton)で、「トム フォード(TOM FORD)」がハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)で、そして「ドリス ヴァン ノッテン(DIRES VAN NOT…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。