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バロック新中計 2020年度に売上高1000億円へ

 昨年東証一部に上場したバロックジャパンリミテッドは、2017年1月期決算の開示とともに、中期経営計画「グローバルチャレンジ2018/1~2021/1」を発表した。“国内の安定成長”と“収益率の改善”、“海外の中国事業拡大および北米事業の本格展開”を柱に、17年1月期の売上高695億円、経常利益53億円を、21年1月期に売上高1000億円、経常利益110億円に伸ばす。海外売上高比率は2割を想定する。なお、中国事業は卸売り額を連結しているため、小売り換算ベースでは3割強に相当するという。

 日本市場では、市場縮小を鑑み、EC事業を強化。新しいECエンジンを活用して事業拡大を目指す。独自性のある商品開発や、「アディダス(ADIDAS)」をはじめとした他ブランドとのコラボレーションなどにより、継続的にブランド価値を強化する。

 海外事業では、中国は14年1月期から毎年60店舗程度の出店を続けてきており、前期末で187店舗に。「マウジー(MOUSSY)」「スライ(SLY)」に加え、他ブランドも投入。4年で200~240店舗程度を出店することになりそうだ。米国では16年9月に「マウジー」「エンフォルド(ENFOLD)」を出店しており、認知度向上に取り組んでいるところ。卸売りなども含めて、適切な事業モデル構築を模索する。

 収益性の向上に向けて、SCM(サプライチェーンマネジメント)をさらに進化させ、強みである「コストパフォーマンスが高く、独自性のある魅力的な商品を継続的に開発できるインフラ」をさらに磨き上げる。

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