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LVMH2016年度は売上高・営業利益ともに過去最高 上場来高値更新

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトンの2016年12月期の売上高は前期比5%増の376億ユーロ(約4兆5872億円)、営業利益が同6%増の70億2600万ユーロ(約8571億円)、純利益が同11%増の39億8100万ユーロ(約4856億円)だった。なお、純利益にはG-IIIアパレル・グループへのダナ キャラン インターナショナルの売却益4400万ユーロ(約53億円)を計上している。

 事業別の売上高ではワイン&スピリッツが前期比5%増の48億3500万ユーロ(約5898億円)、ファッション&レザーグッズが同3%増の127億7500万ユーロ(約1兆5585億円)、パフューム&コスメティックスが同6%増の49億5300万ユーロ(約6042億円)、ウオッチ&ジュエリーが同5%増の34億6800万ユーロ(約4596億円)、セレクティブ・リテイリングが同7%増の119億7300万ユーロ(約1兆4607億円)だった。ファッション&レザーグッズ事業の第4四半期売上高は、市場予想5%を上回る9%の成長を記録し、「フェンディ」の売上高は10億ユーロを超えた。

 地域別の売上高ではフランスが37億4500万ユーロ(約4568億円)、フランスを除くヨーロッパ地域は68億2500万ユーロ(約8326億円)、アメリカが100億400万ユーロ(約1兆2204億円)、日本が26億9600万ユーロ(約3289億円)、日本を除くアジア地域99億2200万ユーロ(約1兆2104億円)、その他の地域が44億800万ユーロ(約5377億円)だった。

 2017年の事業見通しについてベルナール・アルノーLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン会長兼最高経営責任者(CEO)は「数字の上ではそれなりにうまくいっているが、17年については非常に慎重になっている。うまくいっている時には予想外のことが起きるものだ」と話し、「根拠なき熱狂」と元連邦準備制度理事会議長のアラン・グリーンスパンの言葉を引用しつつ、記録的な低金利をリスク要因として挙げた。

 同社の株価は、26日には一時上場来最高値となる193.35ユーロの値をつけた後、前日比0.5%安となる190.45ユーロでその日の取引を終了した。RBCキャピタルマーケッツのロジェリオ・フジモリは同社の目標株価を195ユーロとし、投資判断を株価収益率がその他の株価指標を上回る「アウトパフォーム」とした。シティグループは投資判断を「買い」のまま据え置き、目標株価を197ユーロとしている。

本文中の換算レート:1ユーロ=122円

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