ファッション

「H&M STUDIO」の秋冬ルックにぽっちゃりモデル登場 ダイバーシティーで強い女性と自立心の美しさを表現

 「H&M」がパリコレ期間中に発表しているハイエンドラインが「H&M STUDIO」だ。インハウスのデザイナーのみで製作した、ファッション性の高いキーコレクションを展開している。今秋冬のテーマは「強い女性と、その自立心の美しさ」で、今年3月にドーム型の歴史的な建造物ブルス・ド・コメルス(証券取引所跡地)で披露。「H&M」の企業が掲げるキーワードの一つ、「ダイバーシティ(Diversity)」の目線から選んだ、多様な体型や年齢、人種のモデルがランウエイを闊歩した。秋冬のルックブックにもショーモデルの中から3人を起用。商品は9月8日から渋谷店、新宿店とオンラインで限定販売する。

 ぽっちゃりモデルとして知られる、豊かな曲線美のプラスサイズモデルのアシュリー・グラハム(Ashley Graham)は、「ショーはとてもエネルギーに満ちていて、幅広い層のモデル達がたくさんいました。そして世界を代表して、カーヴィー体形のモデルとして選ばれたことを誇りに思っています!『H&M』のもともと大ファンなので、ルックブックの撮影はすごく楽しかった。カーヴィーなサイズがあるだけでなく、ハイエンドなところがすごく気に入っています」とコメント。

 韓国出身でブロンドヘアがアイコンの人気上昇中モデル、パク・スジュ(Soo Joo Park)は「このコレクションは、クールなテーラリングでモダンなボヘミアンな雰囲気が漂っていました!ショーではハットとヘッドピースを着用してそれもお気に入りだったけど、ウエスタンなムード漂うスネークプリントのフラットとサイハイのウエスタンブーツがすごく好きです」と説明。

 さらに、黒人モデルで「i-Dマガジン」のカバーや「セリーヌ」のキャンペーンビジュアルなどに登場しているカーリー・ロイス (Karly Loyce)は、「ショーは素晴らしかった!ブランドのショーで歩くのは初めてだったし、ブルス・ド・コメルスも初めてでした。ショーの後、ルックブックの撮影でストックホルムで同じスタッフたちに会えたのもすごくうれしかった。スタジオで楽しい時間を過ごして、思い出に残る日になったわ!」と振り返る。

松下久美

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。