ファッション

「ブラック バイ マウジー」が新ロゴでEC専門業態に刷新、今夏に全店舗をクローズ

 バロックジャパンリミテッドは、「ブラック バイ マウジー(BLACK BY MOUSSY)」を今春立ち上げたグループ傘下のフレームジャパンに業務移管し、リブランディングさせる。新デザイナーに、バロックで13年間「マウジー」と「スライ」の販売や企画を担当していた行者陽子(ぎょうじゃ・ようこ)を採用し、ブランドロゴも刷新した。また、これまでの百貨店を中心とした小売り業態から、EC専門業態に転換する。7月10日から、マルイジャム渋谷やうめだ阪急、大丸神戸、ジェイアール名古屋タカシマヤ、岩田屋本店などの11の限定店舗で、一部販売をスタート。今夏には、既存の全21店舗を閉店し、9月19日から、フレームジャパンの新ウェブサイトを中心に、一部セレクトショップの卸と期間限定ショップ出店で販売する。

 30代以上を新ターゲットに、日本生産のデニムなど、ボトムスを中心にしたシルエットや着心地、素材にこだわったベーシックアイテムを並べる。デニムは、ブランド名の"ブラック"からコーヒーにヒントを得た、コットン100%のノンストレッチストレートの「キリマンジャロ」、ハワイのボーイッシュをイメージした「コナ」、日本人女性が好むスリムの「モカ」の3型を揃える。価格は1万5000円以下で設定する。そのほか、シャツ(9000円)やTシャツ(4900円)、スウェットプルオーバー(6900円)など。

 行者デザイナーは、「『マウジー』や『スライ』を長年手掛けてきたが、私自身、30歳をすぎ、大人のスタイルに挑戦したいと思った。新『ブラック バイ マウジー』は、カジュアルにもモードにもなりすぎず、少しメンズライクなテイストを加えた新しいベーシックを提案する。エイジレスに着られるよう、シンプルなデザインだが、着た時のカタチや長く着たいと思える着心地にこだわっている」と話す。

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