アパレル専門店の9月の売上高速報が出そろった。関東を中心に記録的な長雨だったにもかかわらず、秋らしい気温になったため、厳しい残暑が続いた前年9月に比べて衣料品がよく売れた。既存店(EC含む)の売上高が2ケタ増の企業も続出した。前年同月に比べて休日が1日多いため、売上高に1〜2ポイントの押し上げ効果もあると見られる。
ファーストリテイリングの国内ユニクロ事業は、売上高が10.8%増、客数が0.5%増、客単価が11.3%増だった。気温低下に伴い、テレビCMで宣伝したメリノウールやカシミヤ製品が例年よりも早く動いた。バレルレッグパンツやパーカなども好調に売れた。客数は微増だったものの、高単価な秋物に移行したため、客単価が上昇した。
良品計画の「無印良品」は、売上高が11.6%増、客数が1.8%増、客単価が9.7%増だった。そのうち衣類・雑貨の売上高は11.6%増だった。朝晩が涼しくなったためか、ルームウエアやパジャマの引き合いが多かった。インナーウエアもよく売れた。
アンドエスティHDの事業会社アダストリアは、売上高が8.8%増だった。「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ニコアンド(NIKO AND...)」「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」といった主力ブランドの秋物が順調に推移した。ジャケットやチェック柄の長袖シャツ、フィーディーが人気だった。
TABAYAホールディングスの事業会社ユナイテッドアローズは、売上高が10.5%
増だった。メンズはシャツ、ニット、ジャケット、アウター、ウィメンズではニット、カーディガン、アウターが堅調だった。
ワークマンは売上高が20.7%増と3カ月連続の2ケタ増収だった。客数も5.8%増で引き続きリカバリーウエアなどを通じた新規客が増えている。レインウエアなど雨関連の商品も活発に売れた。