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ジャンバティスタ・ヴァリ、再び自身のブランドのオーナーに 投資会社から株式を買い戻す

ジャンバティスタ・ヴァリ「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」創業デザイナーは、同ブランドの過半数株主である投資会社アルテミス(ARTEMIS)の持分を、同氏が買い戻すことで合意したと発表した。金額は非公開。

「ジャンバティスタ ヴァリ」は2005年の設立

ヴァリ創業デザイナーは、イタリア・ローマ生まれの59歳。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校などで学び、「カプッチ(CAPUCCI)」「フェンディ(FENDI)」「クリツィア(KRIZIA)」で経験を積んだ後、「エマニュエル ウンガロ(EMANUEL UNGARO)」のデザインチームで7年にわたり活躍。2005年、「ジャンバティスタ ヴァリ」を立ち上げた。11年にオートクチュールに進出。17年、ケリング(KERING)のフランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)会長の一族の投資会社であるアルテミスが少数株式を取得し、21年に過半数株式を取得して傘下に収めた。

なお、「ジャンバティスタ ヴァリ」は26年1月22日、同月26日に開催する予定だった26年春夏オートクチュール・コレクションのショーを中止することが明らかに。本件について問い合わせた米「WWD」に対し、アルテミスは「ブランドの長期的な持続を確かにするため、現在事業の見直しを行っている」と回答した。情報筋によれば、アルテミスはその数カ月前から、水面下で同ブランドの売却を検討していたという。

アルテミスは「プーマ」の株式も一部売却

アルテミスは、1992年にピノー会長の父であるフランソワ・ピノー(Francois Pinault)が設立。ケリングの株式の40.9%を保有しているほか、競売会社クリスティーズ(CHRISTIE'S)やクルーズ会社ポナン(PONANT)などに投資。ファッションおよびスポーツ領域では、ほかに「クレージュ(COURREGES)」や「プーマ(PUMA)」などのブランドを擁している。2023年には、米タレントエージェンシーのクリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー(CREATIVE ARTISTS AGENCY)の過半数株式を取得した。

26年1月、アルテミスはプーマの普通株式約4300万株を15億550万ユーロ(約2785億円)で中国のスポーツ用品大手アンタ・スポーツ(ANTA SPORTS以下、アンタ)に売却。これはプーマの発行済株式のおよそ29.06%にあたり、アンタはプーマの筆頭株主となる。取引は26年末までに完了する予定。

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