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プラダ傘下の老舗洋菓子店が旗艦店をミラノにオープン 日本上陸予定も

 プラダ(PRADA)は2014年3月に株式の80%を買収したミラノの老舗洋菓子店、パスティッチェリア・マルケージ(PASTICCERIA MARCHESI)の旗艦店を9月9日、ミラノ・モンテナポレオーネ通りにオープンした。1824年に創業して以来の2店目だ。創設者のひ孫でもあるアンジェロ・マルケージ=アンジェロ・マルケージCEOは「モンテナポレオーネ通りに自分の名前を見るのはとても感慨深い」と語った。

 120�uの店舗を設計したのはプラダ銀座店も手掛けたロベルト・バチョッキで、サンタ・マリア・アッラ・ポルテ通りの1号店の要素も残した。外装にはマルケージの伝統的なゴールドリーフのロゴと、白いオーニングが登場する。アクアグリーンの大理石から作られた入口が客を迎え、床にはダークブラウンの大理石が使われている。また、カフェスペースはソフトグリーンのベルベットのイスやソファと大理石のテーブルが特徴だ。ガラスの棚とチェリーウッドのカウンターには数多くのペストリーやスイーツや食前酒がそろう。

 また、新メニューも多くそろえた。今まで販売してきたペストリーやケーキ、クロワッサン、チョコレートの他に、ジャムやシロップ漬けの栗、糖衣菓子のドラジェが店内の棚に並ぶ。全ての洋菓子は毎日店舗のキッチンで手作りされている。新メニューには「ローゼンタール」の陶器と「サンボネ」のカトラリーが用意されている。ミウッチャ・プラダ「プラダ」クリエイティブ・ディレクターと夫のパトリッツィオ・ベルテッリ=プラダCEOはパッケージや商品デザインに積極的に参加し、具材の質にもこだわったという。
ヴェネチアンガラスの「ベニーニ」のブティック跡地を再利用した店舗で、近くには洋菓子店のコヴァが出店している。毎日7時半〜21時まで、無休で営業。コヴァに対抗し、コヴァの定休日である日曜も営業する。コヴァはプラダグループがかつて買収しようとしたものの、13年6月にLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトンが買収した。

 ベルテッリCEOは昨年、「消費者はラグジュアリーを広い定義でとらえており、われわれはミラノのペストリー業界に進出できると考える」と語った。また、若い世代を獲得するためにもフードカテゴリーは欠かせないと加えた。同社は今後、ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ�U世の「プラダ」旗艦店内にもショップ・イン・ショップをオープンする予定で、香港、日本、ドバイかカタールにも出店を検討中だという。