百貨店大手4社の4月度の売上高は、全社が前年実績を上回った。気温の上昇に伴い、春物衣料が順調に動いた。株高の恩恵を受けた国内富裕層に加えて、インバウンド(訪日客)による免税売上高も各社が2ケタ増収だった。
4月度の売上高は三越伊勢丹(首都圏)が前年同月に比べて7.3%増、高島屋が8.3%増、大丸松坂屋百貨店が5.7%増、阪急阪神百貨店が10.9%増だった。安定した気候によって婦人服が順調で、初夏のアイテムの活発に動いた。中東情勢が懸念材料だった株価も初めて日経平均が6万円台に達したことで、富裕層が旺盛な消費意欲を見せた。
免税売上高は三越伊勢丹が13.4%増、高島屋が同18.1%増、大丸松坂屋が同22.2%増、阪急阪神百貨店が2割増と大きな伸びを示した。中国人客の減少によってインバウンドの客数は回復していないものの、円安によって韓国、台湾、東南アジア、米国などの訪日客が高級品を買い求めた。
主要店舗の売上高は、伊勢丹新宿本店が10.0%増、阪急本店(阪急うめだ本店、阪急メンズ大阪)が11.7%増、高島屋大阪店が11.8%増、大丸心斎橋店が15.8%増だった。