アトモスの創業者・本明秀文さんの独自の目線と経験から、商売のヒントを探る連載。国内外のマーケットを横断しながら、ストリートカルチャーの実情と向き合ってきた本明さん。長年、自ら国内外を飛び回り、現地での実感と、アジア人の購買力や若者人口の推移、航空券の相場といった数字を掛け合わせながら、時代の“売れる・売れない”を嗅ぎ分けてきた。少子化が進む日本で、何を誰にどう売るべきか。今改めて、消費のリアルを語る。商売の最前線は、すでに海外の次の世代と繋がっている!?(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月15日号からの抜粋です)
本明秀文(以下、本明):最近はどのブランドが売れているの?
──どこでしょう……原宿界隈だと「ヒューマンメイド(HUMAN MADE)」は、いつも行列ができていますね。
本明:外国人が並んでいるよね。
──そうですね。でもサイズ感が小さいんですよ。なんでだろう……。
本明:だからいいんじゃない?アジア人のお客さんが多いから。「ステューシー」とかも、売れるサイズはSとM。Lだとデカ過ぎる。
──数年前、アトモスがLAの「コンプレックスコン(ComplexCon)」に出展したときも、「28cmや29cmを用意しても、結局売れるのは26cmや27cmだった」って言ってましたね。
本明:そうそう。売れると思って用意したサイズと実際に売れるサイズが違う。白人は意外と買い物しないから、LAですら、買ってたのはほとんどアジア人。だから今は、世界的にアジア人に売れなきゃ商売にならない。
──そもそも、かつては日本の若者だけでもマーケットが盛り上がっていたのに、なぜ近年は、日本国内の若者の熱量を感じないんでしょう?
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。
