紙面紹介

2026年春夏ミラノ・コレ詳報 「グッチ」「ジル サンダー」ほか新デザイナーによるショーの成果は?

「WWDJAPAN」10月13日発売号は、2026年春夏ミラノ・ファッション・ウイーク詳報です。今シーズンは、「グッチ(GUCCI)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」の4ブランドが、新デザイナーによるショーをお披露目。それぞれのブランドは、何を継承し、何を新たに加えたのか?デザイナーのインタビューとともにコレクションを振り返ります。

ラグジュアリー・ビジネスが停滞する中、ミラノでも新たなビジネスのあり方を模索する動きが見えてきました。価格の是正や裾値の再考、より日常に寄り添う「インティメイト」なラグジュアリーなど、今季のベストブランドから見えたキーワードも総括します。

トレンド軸では、ミニマルとマキシマル、対局にある二つの美が台頭したシーズンでした。ミラノのミニマルは、流動的な素材や構築的なテーラードといった造形をうまく取り入れる手法が特徴です。「トッズ(TOD'S)」や「スポーツマックス(SPORTMAX)」が代表例。一方のマキシマルは、ボーダー×チェック×アニマル柄といった柄on柄や大胆な配色が目立ちました。鮮やかなカラーパレットとスポーツの要素を巧みに融合した「フェンディ(FENDI)」やアーカイブプリントのパッチワークドレスを筆頭に多幸感溢れるコレクションを見せた「エトロ(ETRO)」などに注目です。

海外バイヤーが注目するのは、透け感のある素材を使ったフェミニンなデザインやフリンジなどをあしらったクラフト感溢れるアイテムなど。有力小売店バイヤーの総評も掲載します。

特集外では、韓国ブランドのポップアップに積極的な「リステア(RESTAIR)」の柴田麻衣子クリエイティブ・ディレクターにインタビュー。なぜ今、韓国に夢中になるのか、深掘りしました。ビジネスコンサルタント齊藤孝浩ディマンドワークス代表による人気連載「齊藤孝浩のファッション業界のミカタ」では、今期過去最高売上高&最高益を更新予定のしまむらの強さの秘訣を解説。しまむらの成長を支える本当の主役をひも解きます。

最終ページの「ファッション&ビューティパトロール」からは、ミラノ・コレ中にこっそり話題をさらったプチ事件をお届け。中でも「プラダを着た悪魔」の“ミランダ“役を演じるメリル・ストリープ(Meryl Streep)が「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のショーに来場したのは、今季の一大裏スクープでした。

(COVER CREDIT)
BRAND:VERSACE , BOTTEGA VENETA, GUCCI, JIL SANDER
PHOTO:©VERSACE, ©GUCCI
COVER DESIGN:JIRO FUKUDA
COVER REEL DESIGN:CHIGE(GWISUB JUNG)

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