オンワード樫山(現オンワードホールディングス)の社長、会長を歴任し、8月5日に89歳で死去した馬場彰さんの「お別れの会」が7日に東京・内幸町の帝国ホテルで行われた。ファッション業界や小売業界、同社OBなど1000人以上が参列し、馬場さんの功績と人柄を偲んだ。
会場の「孔雀の間」には、大きな祭壇に馬場さんの朗らかに笑う遺影が置かれた。馬場さんが大好きだった釣りやクルージングにちなみ、祭壇は海をイメージした青と白の花で飾られた。また1958年に樫山(当時)に入社してからの社内外での活躍、映画出演や釣りなど多彩な趣味のパネルも展示された。会場には伊藤忠商事の岡藤正広会長CEO、高島屋の村田善郎社長、アンドエスティHDの福田三千男会長、三陽商会の大江伸治社長、TSIホールディングスの下地毅社長らの姿もあった。