ファッション

ピーター・ドゥが新ライン「PD-168」を始動 日常のためのユニホームをオンラインで独占販売

ニューヨーク(NY)を拠点に活動するベトナム系アメリカ人デザイナーのピーター・ドゥ(Peter Do)が、新ライン「PD-168」を始動し、9月10日から公式オンラインショップ「PD-168.net」での独占販売を開始した。ブランド名の「168」は、7日×24時間という1週間の時間数に由来。仕事から遊びや余暇までに対応する日常のためのユニホームという思いを込め、時間や場所を問わずに着られるユニセックスのワードローブを提案する。

ユニホームのシンプルさ、普遍性、規律性を生かした同ラインは、「Every Hour(いつでも)」「Ever Black(常に黒)」「Everyone(全ての人)」「Everything(あらゆる要素)」という“4つのE”をもとにデザインされた24型で構成。テーラードジャケットやコート、シャツから、ボンバージャケット、Tシャツ、タンクトップ、フーディー、スエットパンツ、ショーツ、プリーツスカート、レースアップシューズ、ブーツまでをそろえる。素材にはリキッドサテンや柔らかなリブ、洗いをかけたテリーニットなどを使用しており、全てのアイテムを洗濯機で洗濯可能。色は黒で統一し、左サイドに白であしらわれた1本のタトゥーラインがアクセントになっている。価格帯は110ドル(約1万6300円)から850ドル(約12万5800円)。シーズンレスのコレクションとして定価で通年販売し、毎年新作を追加していくという。

ピーターは「常に自分の中には、控えめで慎重、そして焦点が絞られたプライベートな部分があった。そこから生まれた『PD-168』は、ブランドのためやシーズンごとに提案するコレクションではなく、私が毎日自然に着ていた服。考えることなく着用できるからこそ、他のことに集中できる。ブランドとしての『ピーター ドゥ』と自分自身を切り分けたことで、頭の中がクリアになった。『ピーター ドゥ』が成長と進化を続ける一方、『PD-168』は“私たちの生活を支える服を作ること”という自分がデザイナーとして活動する理由の核心に立ち返るものだ」と説明する。

ローンチに合わせ、ベトナム・ホーチミンでシェフやダンサー、デザイナー、研究者など異なる職業の人々を起用して撮影したルックブック、振付師サミュエル・シュラー(Samuel Schler)が手掛けたNYのコンテンポラリーダンサーの映像作品、NYにあるコンサルティング会社OASでの制服としての採用という3つのプロジェクトも公開。さまざまなシーンで機能するユニホームとしての可能性を表現している。

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