ファッション

フィンランド発ジュエリーブランド「カレワラ」が表参道でポップアップ 手仕事と自然に着想した新作

フィンランド発のジュエリーブランド「カレワラ(KALEVALA)」は、新作コレクション“イトゥ(Itu)”のポップアップを「アルテック 東京 ストア(ARTEK TOKYO STORE)」で9月29日まで開催している。期間中は、新作に加え、人気コレクションも展示・販売する。

「カレワラ」のコレクションは、フィンランドの自然を着想源に、異分野のデザイナーとのコラボレーションで生まれる。フィンランド語で“芽”を意味する新作“イトゥ”は、デザイナー兼アーティストのマルティン・ベルグストロム(Martin Bergstrom)が手掛けた。芽や若葉をモチーフに、自然の力強さと美しさを有機的なシルエットとマットな質感で表現している。ラインアップには、シルバーとゴールドプレーテッドシルバーに、耐久性に優れたムラーノガラス製のパールをあしらったステートメントネックレス(23万7300円)とピアス(11万3400円)、組み合わせ自由なチャームなどをそろえる。

1937年創業の「カレワラ」は、リサイクル素材や再生可能エネルギーを活用するなど、サステナビリティを軸にモノ作りを行ってきた。全コレクションをヘルシンキの工房で1点ずつ手作業し、完成までに約10人の従業員が品質を徹底管理している。また、利益の3分の1をチャリティーや従業員福祉に分配することを目標に掲げ、ケニアに設立したカレワラ・トレーニング・センターでの職業訓練に加え、社内ではオフィスの9割、工房の6割を女性が占めるなど、女性の地位向上にも注力している。

日本には2023年の上陸以来、「ビオトープ(BIOTOP)」などのセレクトショップやオンラインストアを中心に展開し、ポップアップも定期的に開催している。今回のポップアップに合わせて来日したキルシ・パーッカリ(Kirsi Paakkari)「カレワラ」CEOは、「創業時から戦争で困窮する人々を支援してきた。現在も女性のエンパワーメントや雇用、さらに障がいを持つ人々への支援をオンラインコミュニティーなどを通じて行っている」と語る。日本では、「自分の価値を理解し自信を持つ女性を中心に支持を得ている」といい、今後も市場開拓を進めていく展望を示している。

■「カレワラ」ポップアップストア
日程:〜9月29日
時間:11:00〜19:00
場所:アルテック 東京 ストア
住所:東京都渋谷区神宮前5–9–20

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