ファッション

「バレンシアガ」がデムナの10年間を振り返る展覧会を開催 パリのケリング本社で

 

バレンシアガ(BALENCIAGA)」は7月9日まで、デムナ(Demna)の10年間の軌跡を振り返る展覧会をパリのケリング本社で開催している。来場登録は特設サイトで受け付けている。

同展はデムナの最後のプレタポルテコレクションとなった2026年春コレクションを発展させ、デムナのコレクションのデザインコード、ボリューム、シルエット、アティチュードを体現する。会場では、「バレンシアガ」のコレクションへの招待状として使用されたオブジェクトや、デムナが10年間で手掛けた30のコレクションから、デムナ自身がキュレーションした101点を展示する。パリのガリエラ美術館から貸し出された2点も含む。

展示品は特製の台や専用ディスプレイに配置し、特製マネキンや、実際にそのアンサンブルを着用したモデルの彫刻、ドライクリーニング店風のハンガー、アーカイブスタイルを並べる両面架台なども設置した。

一部の展示品は、「バレンシアガ」の“アート イン ストアズ(Art in Stores)”プロジェクトに参加したアーティストとのコラボレーション作品として登場する。アメリカ人アーティストのマーク・ジェキンス(Mark Jenkins)は、22年夏コレクションのプレゼンテーションでデムナが着用したルックを再解釈し、ヒューマノイドスカルプチャーに仕立てた。6種のシューズとアクセサリーは、アンドリュー J. グリーン(Andrew J. Greene)の「Timeless Symbols(タイムレス シンボルズ)」シリーズの作品と融合し、ステンレススチールの支柱の上に設置され、内蔵モーターによって回転する。

 

ファッション雑誌風にデザインしたカタログには、同カタログのために制作したビジュアルも掲載した。また展示品のうち50点には、デムナがそれぞれの作品に込めた意味と創作プロセスを解説する専用のオーディオナレーションがつく。

特設サイト

イベント概要

◾️バレンシアガ バイ デムナ エキシビション

日程:〜7月9日
場所:ケリング本社
住所:パリ 7 区セーヴル通り 40 番地

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Is AI GOOD?AIがもたらす「ゲームチェンジ」

「WWDJAPAN」12月1日号は、ファッション&ビューティ業界でいよいよ本格化する“AIゲームチェンジ“を総力特集しました。11月19日のグーグル「ジェミニ3.0」発表を契機に、生成AIは「便利なツール」から「産業の前提インフラ」へ変貌しつつあります。ファッション&ビューティ業界で浸透する生成AI及びAIの活用法とゲームチェンジに向けた取り組みを紹介しています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。