ロート製薬は1899年に創業し、2024年に創業125周年を迎えた。近年はスキンケア事業を成長の軸に、右肩上がりで業績を伸ばしている。現在は115カ国以上で展開し、“共創型”のグローバル戦略で、世界の健康とウェルビーイングを支えている。(この記事は「WWDJAPAN」2025年4月28日&5月5日合併号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
01. スキンケアは24年間で
約13倍に成長
スキンケアを成長のドライバーに、業績を大きく伸ばしている。1899年に創業した同社は、胃腸薬を皮切りに、目薬とともに事業を広げてきた。1975年に商標使用権を取得(88年に買収)した「メンソレータム(MENTHOLATUM)」ブランドを事業第三の柱にするべく、外皮用剤市場に参入。2001年にはスキンケア領域へ本格的に乗り出した。「オバジ(OBAGI)」に続き、「肌ラボ」「メラノCC(MELANO CC)」を相次いで投入。00年に133億円だったスキンケアの売上高は、15年に1000億円を超え、24年には1768億円にまで拡大した。四半世紀で約13倍に成長したことになる。全体の業績においては、24年3月期は過去最高益を更新。25年3月期は売上高3200億円を見込んでおり、さらなる成長を見据える。
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