トランプ政権による経済システムの破壊工作は、結果的にラグジュアリービジネス、ラグジュアリーアイテムの本質的な意味と価値を問う。世界では、日本が想像できないほど、フォーミュラ1の人気が高まり、コラボ商品が続々誕生している。(この記事は「WWDJAPAN」2025年4月28日&5月5日合併号からの抜粋です)
TREND 3:
世界では想像以上に
F1が大盛りあがり
「IWCシャフハウゼン(IWC SCHAFFHAUSEN)」
「IWC」が全面協力してアップル(APPLE)が製作、ワーナー・ブラザーズ(WARNER BROTHERS)の配給で日本でも6月に公開予定の映画「F1(フォーミュラワン)」で、主人公の中年F1ドライバー、ソニー・ヘイズを演じるブラッド・ピット(Brad Pitt)が着用したモデルから着想した世界1000本の限定モデル。2023年登場の人気コレクションに追加した。
「チューダー(TUDOR)」
「WWG2025」発表の新作はF1関連ではなく、フランス海軍御用達で知られるダイバーズ“ペラゴス”初の1000m防水の超ハイスペックモデルなど。だがブースのもう一つのハイライトは、5月発表予定のF1関連モデルの予告展示だった。新作ダイバーズ以上に目立ち、来場者を釘付けにしていた。
「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」
1988年の「フォーミュラ1」モデルのデザインコードを継承しながら、15年間というバッテリー寿命を備えた「ソーラーグラフ(ソーラー発電クォーツ)」ムーブメントやTHポリライトという新樹脂素材などで抜群の使いやすさを実現したF1イメージのスポーツウオッチ。ステンレスケース&ブレスレットモデルから樹脂&ラバーストラップまで多彩なモデル展開。
INTERVIEW:
タグ・ホイヤー最高マーケティング責任者(CMO)

ジョージ・シズ(George Ciz)/タグ・ホイヤー最高マーケティング責任者(CMO)
パートナーシップの理由は、
F1がとにかく魅力的だから
F1は、ヨーロッパでは大人にとって最も人気のあるモータースポーツ。その人気はここ数年、世界中の人々を巻き込み、かつてないほど高まっている。親会社のLVMHも含めたF1グランプリとの全面的なパートナーシップ、公式計時への復帰から、今回発表したF1テーマの新作モデルまで、これほど大きなキャンペーンは、一筋縄ではない。かなり前から準備を重ねてきた。マイアミグランプリのタイミングで発売した世界限定5000個の時計は、2日で完売したよ。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。