ファッション

阪急うめだ本店、GENERATIONS小森隼・中務裕太を招いた特選イベント

阪急うめだ本店は、スペシャルイベント「GENERATIONS HAYATO & YUTA in Hankyu-Luxury World 」を13階の屋上広場で17日に開催した。「ティファニー(TIFFANY)」の伝説的なデザイナー、ジャン・シュランバージェ(Jean Schlumberger)が手掛けた名作“バード オン ア ロック”から着想を得たオブジェ「バード オン ザ ボックス(通称ボブ)」を展示。17日~19日の3日間限定で一般客にも公開した。

5階のファッションブランドと5・6階のジュエリーギャラリー、6階のウォッチギャラリーを合わせたワールド「インターナショナルブティックス」が主催するクローズドのイベントで、2012年の本店建て替え以来の開催となる。外商の上顧客を対象に、特別な体験価値を提供する。

阪急阪神百貨店・ジュエリー&ウォッチ商品部マーチャンダイザーの桝家浩介氏は「3階の婦人服モードではよくイベントを開催している。そのお客さまが成熟して5階のラグジュアリーに来られたときにも期待に応えられるようにしたい。百貨店のブランドはなかなか差別化しにくいが、屋上広場の空間を利用し、ラグジュアリーとタッグを組んで特別な場を提供できるのは当店の強み。カジュアルな遊び感覚のイベントを継続し、顧客を増やしていきたい」と話す。

「ティファニー」のジュエリーへの思い

ラグジュアリーワールド主催イベントの柿落としともいえる今回のイベントには、LDHのアーティスト、GENERATIONS from EXILE TRIBEの関西出身メンバー、小森隼さんと中務裕太さんを招へいした。中務さんは大阪府茨木市出身、小森さんは三重県出身で、2人とも阪急には思い出があるという。

 中務さんと小森さんが訪れたのは「エトロ(ETRO)」「ブシュロン(BOUCHERON)」「メシカ(MESSIKA)」「IWC」といった5・6階のブランドショップ。店内でのシューティングを通じてブランドの世界観や商品の魅力を体感し、その後、17時から約30分、屋上広場でトークイベントを行なった。招待されたのは、インターナショナルブティックスの顧客と「ティファニー」販売会の顧客合わせて約100人。「ティファニー」の会場となったダイヤモンドホールを出たところに屋上広場があり、2つのイベントを連動させることで特別感を演出した。

トークイベントでは、2人の普段のファッションやステージ衣装へのこだわり、「ティファニー」のジュエリーへの思い入れなどについて語られた。鍛えられた逆三角形のボディーが自慢の中務さんはシンプルなファッションが好み。「体を鍛えておけば、白の無地Tでどうにかなる。肉体が1番のファッション」といい、ステージ衣装については「脇にマチを入れたりしているが、毎回体がでかくなっていくのでフィッティングチームには『いい加減にしてください』って言われている」と笑いを誘った。

一方のこだわり派の小森さんは、モノ作りの工程やブランドコンセプトなど商品の背景にあるものに惹かれて買うことが多いという。「工芸品など職人の手仕事や染めにも興味があるので今日は阪急の8階で職人さんたちと話してきた。誰かの思いやぬくもりを感じるアイテムをファッションに取り入れたい」と話す。ステージ衣装についてもディテールにこだわり、機能性を組み込んだデザインのものが多い。

今後もコトイベントを強化していく

この日、2人が身につけていたジュエリーは、「ティファニー」のロックのペンダントとバングルで、絆を表現したデザインが特徴的。「ティファニー」は憧れブランドの一つだという小森さんは「いままでタイミングを逃してしまい、まだひとつも持っていない。だからいますごくテンションが上がっている。ジュエリーは、記念日などのタイミングを重視して購入する方なので、今日の記念になるジュエリーをふたりで買いたい」と、トーク中も中務さんを説得していた。

会場に展示されたティファニーの「ボブ」は1965年に発表された、宝石の上に鳥が乗っているブローチ「バード オン ア ロック」をモチーフに製作したもので、重さ2トン、高さ4mの巨大なオブジェ。今年4月に5階のブティックがリニューアルされたのと、6月23日まで東京・虎ノ門ヒルズ ステーションタワーで開催中の「ティファニーワンダー」展を記念して展示された。

最後に、ボブを見た感想をダンスで表現してほしいと司会者から言われた中務さんは、即興でキレの良いダンスパフォーマンスを披露し、会場を大いに盛り上げた。

本イベントを機に、今後は“祭り”をコンセプトにした、ややカジュアルなパーティーや遊び感覚のイベントを展開していく。今秋には別のブランドでも開催する予定だ。桝家氏は「コトイベントは東京、モノイベントは大阪といった風潮があるなかで、西でもコトイベントをどんどん企画していきたい」と話している。

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