ビジネス

阪急本店も「売上高4000億円」ぶち上げ カギは海外富裕層との関係深化

有料会員限定記事

エイチ・ツー・オー リテイリングは15日、2027年3月期を最終年度とする新中期経営計画を発表した。目標値として総額売上高1兆2360億円(24年3月期は1兆739億円)、営業利益320億円(同262億円)を掲げた。成長のドライブはインバウンドを追い風に好調の百貨店事業で、中でも「海外富裕層ビジネス」の拡大が焦点。旗艦店の阪急本店の売上高は4000億円(同3140億円)をマイルストーンにする。

海外富裕層売上高と
VIP会員数を3倍に

都心部の店舗では、円安を追い風に訪日客による記録的な好況が続いている。阪急本店の免税売上高は、同店の売上高全体のおよそ2割に相当する638億円に達した。ただ、為替変動などにより潮目が大きく変わるリスクもある中では、現状のバブルの恩恵を受けるばかりでなく、優良顧客といかに長く太い関係を作るかが重要になる。

この続きを読むには…
残り674⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。