ファッション

アスプルンドが廃棄デニム素材の家具や什器を販売 デザイン性の高さで差別化

ワールド傘下の家具製造販売会社であるアスプルンド(東京、西川信一社長)は、廃棄デニム素材を再利用したマテリアルボード「ステラポップ」の家具や什器の販売を今春から始めた。従来の再生材を使用したマテリアルボードに比べてデザイン性が高い点を強みとし、サステナビリティ意識が高い企業のオフィスなどのニーズを獲得する。

一般の顧客に向けた家具もそろえるが、ターゲットとする用途は業務用。飲食店、ホテル、オフィス、結婚式場などでの使用を想定しているが、特にオフィス用途の注文が増加している。「サステナビリティへの意識が高く、対外的にもそのイメージを強化していきたい企業から、ロビーや商談室で利用したいという声が多い。弊社が扱う他の家具より1.3倍ほど価格は高いが、姿勢に共感した企業からの支持を獲得できている」と熊代太一マネージャーは話す。

「ステラポップ」はベトナムのジーンズメーカーのサイテックスが開発した、廃棄デニムを再利用したマテリアル素材。デニムの製造過程で出るB品を使用し、水性バインダーを混ぜ合わせてプレスして製造する。取り入れる廃棄デニムを変更することで色味や風合いの調整ができ、カラフルで表面にデニムの素材感が残った柄が特徴的だ。

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