「ゴアテックス(GORE-TEX)」は今春、パリ・メンズ・ファッション・ウイークにあわせて、3日間限定のライフスタイルショールーム「ザ ゴアテックス ブランド スタジオ(The GORE-TEX Brand Studio)」をパリ3区にオープンした。
「ザ ゴアテックス ブランド スタジオ」は、ファッションおよびライフスタイル・コミュニティーのプラットフォームとして2017年に開設されたインスタグラムアカウント「ゴアテックス ブランド スタジオ」を現実世界で再現したものだ。同アカウントでは、もともとアウトドアシーンでのサポートを目的に開発された「ゴアテックス」が、パフォーマンス領域を越えたシーンでも使用される機会が増えたことを受け、ブランドと素材の理解度を深めるためのコンテンツなどが発信されている。
ショールームのオープンは今回が3度目で、国内外のリテーラーやメディア、インフルエンサーら関係者が招待された。会場では、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」のシェルパーカや「サロモン(SALOMON)」のスニーカーといったアウトドアブランドのプロダクトだけでなく、「プラダ(PRADA)」のデニムジャケット、「シーピー カンパニー(C.P. COMPANY)」のガーメントダイジャケット、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」の“スーパースター(SUPERSTAR)”、「リーガル(REGAL)」のチャッカブーツなど、アーカイブから最新まで100点を超えるアイテムが展示。さらに、オンラインマガジン「サブカル(SABUKARU)」で編集長を務めるエイドリアン・ビアンコ(Adrian Bianco)や「アクロニウム(ACRONYM)」のエロルソン・ヒュー(Errolson Hugh)ら「ゴアテックス」愛用者のポートレート写真と、過去の象徴的なビジュアルもあわせて掲示されたほか、25年秋冬シーズンをもって実現する全製品のPFASフリー化についての説明や、TV番組を模したスタジオセットでのブランドパートナーを招いたトークショーの収録、学生向けのワークショップなども行った。
なお、トークショーには「C.P. カンパニー(C.P. COMPANY)」のロレンツォ・オスティ(Lorenzo Osti)社長兼GMや、カナダ発のセレクトショップ「ヘブン(HAVEN)」の共同創設者でクリエイティブ・ディレクターのアーサー・フミェレフスキ(Arthur Chmielewski)、ロサンゼルスの新鋭ブランド「トリプルエフポスタルサービス(FFFPOSTALSERVICE)」でデザイナーを務めるジョナサン・チョー(Jonathan Choe)らが登壇し、その模様はアカウントで随時公開する。