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特集 販売員特集2024 第13回

千葉のイオンモールから26万人に放つ「スリコ愛」、 販売員目線で磨く「動画技術」でファン魅了 スリーコインズjunko

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PROFILE: junko「スリーコインズ」スタッフインフルエンサー

junko「スリーコインズ」スタッフインフルエンサー
PROFILE: 千葉県出身。2007年10月にミーナ津田沼店(現在は閉店)にアルバイトで入社。イオンモール幕張新都心店などの店長を経て、18年から「スリーコインズ」の公式スタッフインフルエンサーに。22年からの産休・育休を経て23年9月に復帰後、本部PRチームに配属。インスタ(@3coins_junko)のフォロワー数は約26万人超で、週に500〜1000人単位で増加中 PHOTO:HIRONORI SAKUNAGA

「スリーコインズ(以下、スリコ)」のjunkoさんは、インスタグラムで26.6万人(9月19日時点)のフォロワーを抱える「スタッフインフルエンサー」だ。「現役販売員」のフォロワー数では、アダストリアのバヤコさんと並び双璧で他を圧倒する。店頭販売員とSNSが「魔改造」ならぬ「魔合体」したjunkoさんは、まさに「次世代の販売員」を体現した存在だ。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月23日号から抜粋・加筆しています。無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)

「スタッフインフルエンサー」とはスリコを運営するパル独自の呼称で、junkoさんは「スリコ」のイオンモール幕張新都心店に常駐し、店頭でのライブ配信や動画制作をメーンに、ときには店頭での接客も行う。販売員とインフルエンサーの中間のような役割だが、「気持ちも目線も販売員のまま。役割はSNSコンテンツの制作ですが、店頭にいないとまず無理。大好きなスリコのアイテムと店頭にいること。どちらが欠けても、たぶんやっていけません(笑)」。溢れ出る「スリコ愛」を動画に変え、全国のスリコファンを魅了し、さらに拡大している。

junkoさんの1日のスケジュールは、1.開店前にSNS用の動画や写真を取りまくり→2.お昼まで動画制作、昼前後に配信→3.ストーリーズの更新→4.店頭在庫の確認&今後の商品入荷スケジュール確認→5.翌日の準備になる。ちなみに今は2歳の子どもがおり時短勤務なので17時には退勤している。毎日1投稿をモットーにしている。

インスタ技術は「独学」 研鑽を重ね、個性を追求

そんなjunkoさんだが、18年に公募制だった「公式インフルエンサー」に立候補し、合格したときは、文字通りフォロワーゼロからの出発だった。「そもそもプライベートでもインスタはほとんど使ってなかった」という。当初はマニュアルなどを見ながら投稿していたものの、転機は、たまたま目にしたヘアメイクアップアーティストのイカリシノブさんのインスタライブだった。「それまではどちらかというと商品も『映え』を意識していた投稿を行っていましたが、多彩な商品があってそれぞれの商品に伝えることの多いスリコは、メイクと近いとひらめいた」。当時は、YouTubeのサムネ画像のように写真に「文字入れ」を行うトレンドが出てくると、それも貪欲に導入した。20年にはコロナ禍になり、店頭に思うように集客ができなくなったものの、20年9月にネット通販がスタートしたことで商品の魅力をいかに伝えるか、をより一層追求する素地もできた。

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