ファッション

チームラボ ボーダレスが麻布台ヒルズにオープン

森ビルとチームラボが手掛ける「森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」は2月9日、東京・お台場から麻布台ヒルズに移転オープンした。同施設では、独立した50以上のデジタルアート作品がシームレスに同居する空間を目指しており、作品が部屋を出て移動したり、ほかの作品と融合したりと影響を与えあう。

入場は事前予約制。入場料は大人(18歳以上)が3800円、中学生・高校生(13〜17歳)が2800円、子ども(4〜12歳)が1500円、3歳以下が無料、障がい者割引が1900円〜。大人と障がい者割引は、変動価格制。日別の価格を確認の上、日時指定チケットを購入する必要がある。現地でチケットを購入する場合は、200円の追加料金を支払う。

この記事では、同施設の見どころ8選を紹介する。

見どころ1
チームラボアプリ

チームラボは、“チームラボアプリ”をローンチした。作品が移動するため、施設内には作品の説明を掲示していない。アプリを使うと、近くにある作品の詳細を知ることができる。また、アプリから空間の演出を操ることができるエリアや整理券を発券できるエリアもある。アプリをダウンロードしておくと、施設をさらに楽しむことができるはず。

見どころ2
エントランス

チームラボ ボーダレスの仕掛けは、エントランスから始まる。肉眼で見ると何もないエントランスだが、指定の位置付近でカメラを見ると、「teamLab Borderless」の文字が浮き上がる。この作品を通して、人間がレンズのように世界を見ていないことを示唆するという。

見どころ3
メーンスペース

施設内で最も広大な面積を誇るスペースでは、さまざまな作品が姿を表し、時によって全く景色が異なる。“人々のための岩に憑依する滝”は、人の存在を避けて、壁や床一面に滝が流れる作品だ。 “花と人、コントロールできないけれども共に生きる”は、人のいる場所に集まるようにして花が咲く作品だ。“追われるカラス、追うカラスも追われるカラス:境界を超えて飛ぶ”では、自由に飛び回るカラスを描く。これらの作品群は空間の中で複雑に関係し合い、重なる作品の種類によってもその景色が変化する。

見どころ4
エン ティー ハウス

唯一、飲食を楽しめる “エン ティー ハウス”では、“水出し緑茶”(600円)や“水出し緑茶 柚子”(600円)、“凍結緑茶ココナッツセット”(1300円)など、ティーを軸にしたメニューを提供する。店内の畳風のカウンターにメニューが置かれると、プレートを中心に花が咲く。タイトルは“小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々”で、「器の中の茶は、花々が咲き続ける無限の世界」だという。

見どころ5
バブルユニバース

バブルユニバースは、チームラボの新たなアートプロジェクト「認識上の彫刻」をテーマにした作品で、チームラボ ボーダレスの目玉作品の一つだ。空間は、輝きの異なる光が入り混じった、シャボン玉のように揺れる球体群で埋め尽くされている。数学者や工学者など、特定の分野に特化したさまざまなメンバーが在籍するチームラボが総力をあげて作り出したものだという。

見どころ6
ライトスカルプチャー -フロウ

ライトスカルプチャー -フロウは、奥行きのある空間で繰り出されるさまざまな光のデザインによって生まれる、“巨大な光の彫刻”作品。そのデザインは全18種類で、稲妻を思わせる強い光線が交差するものや、ピンクや黄色、水色などの柔らかな光が重って幻想的なムードを表現するものなど、さまざま。

見どころ7
マイクロコスモス-ぷるんぷるんの光

奥行きが不透明で無限に広がるような空間を、バブルユニバースでも登場した球体が無数に走り続ける作品だ。チームラボいわく、「“構成要素が空間的時間的に離れていたとしても、全体に異なった秩序が形成され、重なり合う時、それは宇宙か?”を模索する作品」だという。

見どころ8
スケッチオーシャン

スケッチオーシャンでは、海の中を思わせる空間に、来場者が紙に描いた魚を泳がせることができる。海にはそれまでの来場者たちが描いた魚が無数に泳いでおり、その個性を楽しめる。筆者も「WWD」と描いた魚を泳がせてみたが、スキャンすることで文字が反転する点を忘れていた。文字をデザインする時は要注意。描いた魚の絵は、Tシャツ(3000〜4000円)やトートバッグ(3000円)、ハンドタオル(1500円)、缶バッチ(600円)などにプリントし、持ち帰ることができる。

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