ファッション

パタンナー出身の門倉太久斗/22世紀ジェダイが個展を開催 男性と“速度”の関係を考える

アーティストの22世紀ジェダイこと門倉太久斗は、12月9〜31日の期間、ギャラリー10[TOH]で個展「スピードレクイエム」を開催する。同展では、男性と速度の関係について自身の考察を反映した新作や、ファッションをテーマにした作品を含む絵画を発表する。また、9日の18時からは誰でも自由に参加できるレセプションを行う。

22世紀ジェダイこと門倉太久斗は、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」のパタンナーとして従事する傍ら、アニメや「プリキュア」シリーズに登場するキャラクターをモチーフにしたネックレスの制作を始めた。独立後は門倉太久斗名義で、新しい男性性やジェンダーをテーマに絵画作品を発表している。代表的なシリーズの一つである「ペニス・フラワー」に見るような、自由な色彩で独自の形状を持った伸びやかな植物や人物を描く。

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“プリキュアネックレス”の22世紀ジェダイが本名でドローイングを本格化
パリコレブランドでの経験を通じてたどり着いた“脅かし役"


同展の開催に際して、門倉が発表したステートメントは「食料が安定して手に入るようになって、我々男性のからだから筋肉が意味を失いました」という言葉から始まる。そして「男子たちは絵を描いたり詩を読んだりする以外に、やることがいよいよ無くなってしまった」「しかし悲観する必要はありません。まずはお茶をいれ、自らの手でフルーツを剥き、これからどうするか考えていきましょう、必要がなくなったとしても、我々の筋肉は美しいまま残り続けてもいいのです」と続く。同展では、男性と速度の関係に潜む美しさを提示する。

■「スピードレクイエム」
会期:12月9〜31日
場所:ギャラリー10[TOH]
住所:東京都渋谷区千駄ケ谷5-20-11 第一シルバービル 1B
営業時間:13時〜20時
※月・火曜 休廊

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