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アダストリアが進める「ドットエスティ」のプラットフォーム化 「ピーチジョン」が出店

アダストリアが自社ECモール「ドットエスティ(.st)」のプラットフォーム化を進めている。2022年から、「ドットエスティ」を他社にも開放しているが、9月27日から、新たにワコールグループの下着ブランド「ピーチジョン(PEACH JOHN)」の取り扱いも始めた。「ドットエスティ」会員約1万6000人を対象にしたアンケートで、「今後扱ってほしいカテゴリー」として下着が1位となったことで、下着ブランド導入に動いてきたという。

アダストリアグループの30超のブランドを扱う「ドットエスティ」は、コロナ期間中に順調に成長し、会員数は23年2月時点で1550万人となった。22年から他社も引き込み、現在は食品の「サンマルクカフェ」(サンマルクホールディングス)や美容機器のヤーマン、シューズの「オリエンタルトラフィック」(ダブルエー)、レッグウエアの「靴下屋」(タビオ)、コスメのセレクトショップ「フルーツギャザリング」(エフ・ジー・ジェイ)などを扱っている。

アダストリアは26年2月期を最終年度とする中期経営計画で、「アパレルカンパニーから、グッドコミュニティ共創カンパニーへ」の転換を掲げており、その一環で「ドットエスティ」のプラットフォーマー化を目指している。会員を多数抱える有力ECサイトがプラットフォームを目指すというのは、「シーイン」などでも共通する流れ。

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