ファッション

クラシコムがD2Cブランド「フーフー」を3億円で買収

アパレルとインテリアを扱うライフスタイルEC「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムは、D2Cブランド「フーフー(FOUFOU)」を3億円で買収する。

「フーフー」は1990年生まれのマール・コウサカ(本名:高坂昇平)デザイナーが2016年にスタートしたブランドで、インスタグラムなどのSNSを巧みに活用したビジネスモデルで注目を集めてきた。

同ブランドは、縫製工場とブランド/デザイナーのマッチングサービス「ヌッテ」を運営するステイト・オブ・マインドの事業として展開してきたが、クラシコムは今回の買収のため8月1日付で100%を出資する新会社foufouを設立し、同事業を引き受ける。新会社foufouの代表にはコウサカ・マールデザイナーが就任する。

クラシコムによると、「フーフー」の売上高は約4億円規模。買収の狙いを「世界観を表現するコンテンツをSNSで発信し、ユーザーのエンゲージメントを最大化することで、購入・リピート化につなげるという『フーフー』のビジネスモデルは、規模は違うものの、当社の事業と共通する点がある。マーケティングや事業運営に関するノウハウの活用し、より多くのお客の『フィットする暮らし』に貢献していく」という。

2015年2月設立のステイト・オブ・マインドは、「ヌッテ」のほか、「ヌッテ」で制作した商品を販売するECサイト「テシオニ(teshioni)」、染め直しサービスの「アンドカラーズ」などの事業を運営。総資産1億4800万円に対し、純資産は1億1800万円の赤字。創業者の伊藤悠平代表取締役が60.5%の株式を所有している。

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