ファッション

休止から2年半、元「ネネット」高島一精デザイナーの「にゃんとも楽しそうなシン・ライフ」

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高島一精/ファッションデザイナー

(たかしま・かずあき)1973年生まれ、熊本県出身。文化服装学院を卒業後、1996年イッセイミヤケ入社、「プリーツプリーズイッセイミヤケ」などで企画を担当。2005年「ネネット」スタート。06年毎日ファッション大賞新人賞、2020年8月に独立。インスタグラムのアカウントは@kazuaki_takashima

 2020年8月にエイネットが「ネネット(NE-NET)」休止を明らかにしてから、約2年半。以降もデザイナーの高島一精は精力的に活動してきた。ブランド休止からわずか2か月後に鎌倉の「ギャラリージョン(GALLERY JOHN)」で個展を開いたのを皮切りに、その後も大阪や京都にも巡回した。企業に所属するデザイナーとして27年、「ネネット」のデザイナーとして足掛け15年間活動した高島デザイナーはいま何を思うのか。縁の深い鎌倉の「ギャラリー「ギャラリージョン」で、2月22日の「猫の日」に直撃した(この記事は2023年3月6日号「WWDJAPAN」の記事に加筆して掲載しています)。

WWD:「ネネット」退任後、生活に変化は?

高島一精(以下、高島):いやあ、あんまり変わらないかな。毎日、朝起きて8時半に家から徒歩でアトリエに行って、18時にアトリエを出て帰宅して家族とご飯。エイネット時代はこれに週2回、東京のオフィスに行っていたのが、今は毎日アトリエで作業になった。生活の変化はそのくらいです。

WWD:毎日ということは土日も含めて?

高島:そうです。休みはないです。代わりではないけど、基本的には18時に必ずアトリエを出るようにしています。

WWD:仕事の仕方はどうでしょう?

高島:それは変わりました。以前は主に服のディレクションが中心だったのが、今はインスタの更新からDMのやり取り、作品作り、服作り、資料の整理・整頓、商品の発送まで、何から何まで自分でやるようになった。でも、それが楽しくてしょうがないです。もともと絵を描いたり、デザイン画を描いたり、手を動かすのが好きなんですが、それ以上に今はお客さん一人ひとりの顔が見えていて、すべての作業が顔の見えるお客さんにつながっている、そーゆう実感があるからと思います。今も大阪の心斎橋パルコの「スタンダードブックストア&フレンズ(STANDARD BOOK STORE & FRIENDS)」で2月13日〜3月5日まで個展をやっていたのですが、本当は毎日在廊して、来るお客さん全員に説明したい。作業がすべて中断してしまうのでなかなかできませんが、初の個展のときはほぼずっと在廊していました。一人アパレルを楽しくやっています。

WWD:以前はそうじゃなかったと?

高島:まあ、そうですよね。以前はスタッフもたくさんいて年間数百型の服を作っていましたが、いまは月に7型くらい。インスタで受注を取って、必要な分だけ作って、自分の手で発送する。今は発送時に一つ一つ手書きの手紙も入れています。これ以上やることが増えると一人じゃできないですが、しばらくはこのやり方を続けるつもりです。ファッションデザイナーというより、農家みたいな感じです。

ブランド休止から2年半、いま思うこと

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