ビューティ

「ランコム」が「イカゲーム」のチョン・ホヨンとフレンチポップの女王アヤ・ナカムラをアンバサダーに起用 2人に独占インタビュー

 ランコム(LANCOME)はこのほど、大ヒットドラマ「イカゲーム」で知られる韓国人モデルで俳優のチョン・ホヨン(HoYeon Jung)とフランスで人気の歌手、アヤ・ナカムラ(Aya Nakamura)をグローバルアンバサダーに起用した。ナカムラとはこの夏、コラボレーションドキュメンタリーをユーチューブで公開する。

 ホヨンは16歳でモデル活動を始め、2016年にニューヨーク・ファッション・ウイークでランウエイデビューを果たした。以来、世界各国のファッションショーを歩き、雑誌の誌面を飾ってきた。21年にはネットフリックス(NETFLIX)の大人気ドラマ「イカゲーム」で大ブレイクし、同作で全米映画俳優組合(SAG)賞ドラマ部門の女優賞を受賞した。現在インスタグラムで 2200万のフォロワーを持つ人気者だ。

 一方のナカムラは“フレンチポップの女王”と称され、18年にリリースした曲「ジャジャ(Djadja)」で人気を得た。マリ出身のアフロトラップ歌手のナカムラは14年、19歳で音楽のキャリアをスタート。自作の曲の試聴回数は累計60億回を数える。

 「ランコム」は先日、ユーチューブ界のスターで若年層から支持を集めるエマ・チェンバレン(Emma Chamberlain)と契約したばかり。新たにZ世界に人気のアンバサダー2人を起用したことについて、「ランコム」のフランソワーズ・レーマン(Francoise Lehmann)=グローバル・ブランド・プレジデントは「ブランドの進化」と指摘した。「2人は前の世代の女性とは違う方法で、自ら成功の道を切り開いてきた。ブランドの進化を体現する存在だ」と述べた。

 米「WWD」はホヨンとナカムラにビューティやファッション、キャリアについて聞いた。

ホヨンが語るビューティと演劇の世界

WWD:「ランコム」のグローバルアンバサダーに就任した感想は?

チョン・ホヨン(以下、ホヨン):昔から憧れてきた女優の皆さんと共にアンバサダーになれたことを大変光栄に思う。以前から「ランコム」は外面も内面も美しい女性を起用してきた印象があったのでうれしかった。

WWD:韓国初の「ランコム」グローバルアンバサダーとして伝えていきたいことは。

ホヨン:アジア人女性の美しさの概念を発信できる機会になるのでは。多様な美の形や考え方を発信していきたい。

WWD:ビューティへのこだわりは?

ホヨン:水をたくさん飲むこと!内側から潤うことが何よりも大切で。美容に気を遣うようになったのは遅かったが、最近はスパで週に1回フェイシャルマッサージと保湿パックをしている。

WWD:ホヨンさんは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」との仕事をはじめファッション業界での経験も長い。どんなファッションを好むか?

ホヨン:頑張りすぎず、それでありながら身なりがしっかりしているファッションを昔から心掛けてきた。とにかくディテールが大切。至って自然体でクールだけどところどころに色をさしたりして、遊び心を加えている。

WWD:「イカゲーム」が俳優としてのデビュー作だったが、難しいことも多かったのでは?

ホヨン:本当にチャレンジだらけで、中でも一つ選ぶとしたらセットで自信を持つことの困難さ。私はあまりにも経験がなかったので、自信を持つのが大変だった。一方で自分とは全く違うキャラクターを演じるのは楽しかった。

WWD:最近アップルTVプラス(Apple Tv+)のスリラー作品「ディスクレーマー(Disclaimer)」にも出演した。

ホヨン:主演のケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)をはじめ、一緒に仕事をするのが楽しいクルーだった。これまでロールモデルは特にいなかったが、この作品で彼女から多くのことを学び、大きなロールモデルになった。

WWD:今後どのような役に挑戦したいか。

ホヨン:特定の役やジャンルはないが、人の役を演じ続けたいと思う。できる限りいろいろなタイプの人を演じたい。

アヤ・ナカムラに聞く音楽とファッションスタイル

WWD:「ランコム」のアンバサダーを引き受けた理由は?

アヤ・ナカムラ(以下、ナカムラ):「ランコム」はいろいろなブランドのお手本になる存在で、私のような人がアンバサダーになるのは意外で面白いのではと思った。これからたくさんのエキサイティングなプロジェクトが控えており、披露するのがとても楽しみ。

WWD:アンバサダーとしてどのようなメッセージを発信していきたいか。

ナカムラ:人に自信を与えられるようになりたい。「やればできる!」と思わせたいし、他人の意見に惑わされず自分の夢を持ち続けることを伝えたい。

WWD:そうしたメッセージは自身の音楽と通ずるのでは?

ナカムラ:その通り。私は常に自分らしくいることを大切にしている。気分によっても変わることももちろんあるが、我慢して自分らしさを消すことはない。常に率直で正直だ。

WWD:美の秘訣は?

ナカムラ:美とはスタイル、メイクアップ、ヘア、態度など全てに表れるもの。自信を持ち、自分を愛することができたら、周りはそれを感じるだろう。

WWD:新アルバム「DNK」をリリースしたばかりだが、今までのアルバムとどう違うか。

ナカムラ:今回のアルバムは愛をテーマにした。例えば、祭りのような雰囲気のアップテンポの曲は若いころの恋愛をイメージした。アコースティック調の曲もあり、いつもとは違う雰囲気で私の生の声を生かした。「ジェ マル(J'ai Mal)」という曲はまさに素の自分が際立っている。

WWD:ナカムラさんは“フレンチポップの女王”と称されている。

ナカムラ:とても嬉しいことだが、私が考える「ナカムラ」らしさは型にはまることはない。今後はいろいろなジャンルの音楽を模索していきたい。

WWD:ファッションを学んだり、「ジャックムス(JACQUEMUS)」デザイナーのサイモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)と親しかったりファッションとの縁も深い。自身のファッションのスタイルは?

ナカムラ:ファッションは大好き。常に新しいスタイルに挑戦しているし、コネクションがあるのでいろいろなショールームやファッションショーを見ている。とにかくファッションへの愛や情熱が大きいので毎日のコーディネートが楽しい。ファッションは常に変化していて、若くてクリエティブなデザイナーたちが新たなファッションを生み出していて本当に面白い。

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