ファッション

「エブール」がコスメブランド「グリッド」とコラボ 化粧品の原料残渣を染料に

 サザビーリーグのウィメンズブランド「エブール(EBURE)」は、同社のコスメブランド「グリッド(GRID)」の化粧品原料の残渣(ざんさ・目的の成分を取り除いた後に残る部分)を染料に再利用したアイテム3型を企画した。グループ内で廃棄物を循環させる初の取り組みだ。5月11~17日に伊勢丹新宿本店に出店するポップアップストアで先行販売する。

 染料の原料は、「グリッド」のスキンケア商品に使用するレモングラスの残渣。通常は美容成分を抽出した後廃棄されている部分で、今回はそれを「エブール」で好評のボタニカルダイシリーズの原料に活用した。

 アイテムは、オーガニックコットンのドレス(税込7万5900円)とTシャツ(同1万4300円)、リネンのストール(同4万2900円)。レモングラスの残渣に、ジュニパーと赤松の葉を加え、「グリッド」のイメージカラーであるライトグリーンに染めた。

 古屋ユキ「エブール」ディレクター兼デザイナーは、「もともと『グリッド』とは、販売スタッフの制服を『エブール』が手掛けるなど世界観を共有していた。化粧品原料の残渣利用は初めての試みだったが、きれいな染め上がりで満足できた。お客さまには、通常のボタニカルダイシリーズと同様に色の美しさや自然由来の癒やしのパワーを感じてもらいたい。残渣の染料化は、残渣の状態に大きく左右されるため難しいと言われていたが今回そのハードルを乗り越えられた。今回の取り組みの成果を基に、継続していく予定だ」と話した。

■EBURE × GRID BOTANICAL DYE Special Collaboration
日程:5月11〜17日
場所:伊勢丹新宿本店本館3階センターパーク / ザ・ステージ3
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。

ファッション
2024-25年秋冬トレンド シーズンを象徴する6つのキーワードを解説