ビューティ

2021年のベストヒットアイテムをおさらい 「セルヴォーク」「サボン」「ファミュ」など人気5ブランドにリサーチ

 「WWDJAPAN」は、「WWDJAPAN」の12月20日号および「WWDJAPAN」デジタルで「2021年下半期ベストコスメ」の結果を発表したが、少しずつポストコロナの市場が垣間見れるようなトレンドが目立った。そこで今回は、勢いのある「オサジ(OSAJI)」「シロ(SHIRO)」「セルヴォーク(CELVOKE)」「ファミュ(FEMMUE)」「サボン(SABON)」の5ブランドに21年を代表するアイテムを聞いた。

「オサジ」1位はファミリー、パートナーで使えるクリーム

1位 オサジ コンフォート マルチクリーム(50g、税込1320円 300g、同3300円)
2位 オサジ リトリート ハンド マッサージセラム(30mL、税込2530円)
3位 オサジ ヘアモイストスムーザー Kokyu(100g、税込2750円)

 足立菜保子「オサジ」商品企画は、トップ3について「1位は乳幼児から年配の方まで家族で使える無香料の保湿アイテム。『こんなの欲しかった!』というお声を多くいただいた。初回製造分が1カ月弱で完売し、初月の売り上げ達成率は150%。追加入荷分も即日完売している状況で生産が追いついていないほどのヒット。複数メディアでベストコスメにも選出された。2位はテクスチャーや使用感も好評で、『手の美容液』『手を労りながら、自分を整える時間=リトリート習慣』というニッチなカテゴリーにアプローチ。ハンドマッサージのHOW TOも合わせてリリースしたところ、セルフケアの観点から多くの共感を頂いた。3位はヘアメイク草場妙子氏とのコラボ商品。ワックスでもなくオイルでもない、重たすぎずにしっとりまとまるヘアスタイリング剤として、大人の女性から支持を得た」とコメント。

「シロ」の1位“ヒノキ バスソルト”は人気のあまり完売続出

1位 ヒノキ バスソルト(400g、税込4840円)
2位 キンモクセイ オードパルファン(40mL、税込4055円)
3位 タマヌ クレンジングバーム(90g、箱なし税込6936円、税込7150円)

 長嶋康太シロPRは「1位は、紀伊山地産のヒノキ精油を配合したバスソルト。リモートワークにより仕事とプライベートが入り混じった生活を送る方から、頭の中をリセットしたい、リラックスしたい時などに『優雅な香りが楽しめる』と支持されている。2021年9月の発売後、3カ月分と想定していた在庫が約2週間で完売するほど好調。これまでの『シロ』のフレグランスにはない、精油をそのまま配合した製品で香りのニーズと時代性がマッチした。2位は甘くやさしい、道端で香る金木犀を思わせる香り。毎年、発売日当日に即完売するほど、限定フレグランスでも一番の人気商品。一昨年の限定販売でもご購入いただけなかったお客様が多かった。そこで22年1月に定番化。3位は、発売から2年近く経過した現在も人気は衰えず、リピート購入が多い。クリームのようななめらかなテクスチャーで、メイクや不要な角質をするりと落とし、もっちりとした素肌に洗い上げてクリアな肌に導く」と話す。

 22年注目の新製品は、「スキンケアシリーズの“オイルコレクション”。フェイス用のカレンデュラオイル(30mL、箱なし8003円)、フェイス&ボディー用のヨモギオイル(50mL、箱なし1万137円)、ボディ用のヒマシオイル(50mL、箱なし5335円)など、3カテゴリーで全8種を揃えた。それぞれの植物からエキスを抽出する際、切り方、加熱、乾燥、漬け込み時間など細かくこだわっている」とコメント。

「セルヴォーク」はアイパレットとマスカラがランクイン

1位 インディケイト アイブロウマスカラ C(各税込2800円)
2位 ヴォランタリーベイシス アイパレット EX06(税込6820円)
3位 カームコンディショニング フェイスマスク(6枚入り、税込7480円)

 櫛田彩「セルヴォーク」PRアシスタントは、「1位は『セルヴォーク』らしいカラー展開で肌に自然となじみ今っぽい顔になると支持された。再入荷しても完売という状況が続くほど人気。カラーマスカラの発売でメイクの幅が広がり、アイブロウアイテムの注目に繋がった。2位は、限定アイテムとして発売予定だったが、多方面からラブコールで定番品に変更。雪解けのあとの大地や花々を連想させるカラーが揃い、クラシックながらブランドらしいモードさが際立つアイパレット。3位は日本の梅とお米を発酵した成分を配合した、肌悩みに寄り添ったシートマスク。柑橘系のフレッシュな香りで、おうち時間の増加も伴い人気に」。

 22年注目の新製品は“インフィニトリー グリマーリキッド”。「ラメ感やグリッターをふんだんに使用した華やかで明るいコレクション。22年は、メイクから明るくなってほしいというポジティブなメッセージを込めている」と話す。

「ファミュ」1位&2位は“ルミエール”ライン

1位 ルミエール リファイナー(120mL、税込5995円)
2位 ルミエール ヴァイタルC(30mL、税込8800円)
3位 エバーグロウクッションSPF25 PA++(全3色、15g、ケース付き 税込4620円)

 松浦南厘「ファミュ」PRは、トップ3について「1位は、ブランド人気No.1セラム“ルミエール ヴァイタルC”ラインのビタミンC配合化粧水。スキンケアのファーストステップとして、不要な角質を植物性AHAによって穏やかに除去。発売前から期待値が高かった。『肌がなめらか&クリアになった』といった感想もあり、リピート率が高い。2位はブランド上陸時から不動の人気No.1美容液。ビタミンCだけでなくブライトニング成分やツヤ成分を配合。肌のトーンアップ、引き締め、沈静化などのマルチなアプローチで人気。3位は9月にリニューアルしたクッションファンデ。ブルーライトによるダメージにアプローチするブッシュクローバーのエキスを配合し、スキンケア機能をアップデート。塗っている罪悪感のないみずみずしいツヤ肌の仕上がりと、レフィル仕様が好評」と話す。

「サボン」1位“フェイスポリッシャー”は前年同期比63%増

1位 フェイスポリッシャー リフレッシング (200mL、税込4950円)
2位 ヘッドスクラブ グリーン・ローズ(300g 、税込4840円)
3位 オー ドゥ サボン(全9種展開、30mL、税込3960円 80mL、税込6930円)

 川島ゆみ「サボン」PR&コミュニケーションマネージャーは「1位のフェイスポリッシャーは1年を通して好調。テレワークやマスク着用により、毛穴ケアの注目が高まっている。クチコミやSNSで話題となり男性の愛用者も多い。1品で洗顔とスクラブケアを叶え、洗い流した後の肌のやわらかさといった効果実感やユーザー層の広がりが人気に繋がった。限定の香りも話題に。20年1月から11月までで前年同期比63%増と伸長した。2位も、同30%増と伸長。製品認知の広がりや“ついで買い”でリピーターが増えている。頭皮ケアの浸透度や関心もアップした印象だ。3位は、30mLのミニサイズが登場し、フレグランスのカテゴリーシェアが2倍となった。おうち時間が増えたことで香りへの注目が高まっている。『サボン』ならではの香りのブレンドも好調で、ホリデーコレクションの “オー ドゥ サボン ゴールデン・ディライト”は即完売した」とコメント。

 「2022年は、ブランド創設25周年を迎える。1月20日には“パチュリ・ラベンダー・バニラ コレクターズ・エディション”を限定発売した。“シャワーオイル パチュリ・ラベンダー・バニラ コレクターズ・エディション”(500mL、税込3740円/300mL、税込2750円)や“ボディスクラブ パチュリ・ラベンダー・バニラ コレクターズ・エディション”(320g、税込3740円)などアイコニックなアイテムを楽しんでほしい」という。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京デザイナーがさらけだす“ありのまま”【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第7回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表】

3月25日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO以下、東コレ)」特集です。3月11日〜16日の6日間で、全43ブランドが参加しました。今季のハイライトの1つは、今まで以上にウィメンズブランドが、ジェンダーの固定観念を吹っ切ったことでした。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。