ファッション

ロングブーツの最旬コーデは、ミニ丈・スリット・ブーツイン!【2021-22年秋冬トレンド】

 ロングブーツが本格的にヒットしています。ようやく街歩きが楽しめるようになり、海外のストリートスナップでは、ファッショニスタやセレブがいち早く新コーディネートを披露。復活がめざましいミニ丈ボトムスにロングブーツを合わせて、ロングコートを重ねる“長短レイヤード”は、素足の見え具合をうまくコントロールできるスタイリングです。ほかにも、ミニ丈との組み合わせや、スリットからさりげなくのぞかせるテクニック、ブーツインの3タイプに新たなスタイリングが登場。着こなしバリエーションが増え、冬のおしゃれの選択肢が広がりそうです。

Z世代から圧倒的支持 “ミニ×ロングブーツ”

 久々に復活したミニ丈のボトムスとロングブーツの組み合わせは、“短×長”のリズミカルなコンビネーション。ただ、ミニ丈はガーリー感が出やすいので、大人がまとう際には“ひと工夫”加えたくなります。賢いアレンジの一例は、ジャケットオンです。

 1枚目の写真は、勢いづいている90年代ムードを思わせる、ダブルブレストのジャケットをワンピースのように着こなしています。あえて前を開けて、マニッシュなジャケットをラフなムードでオン。ミニ丈のボトムスはジャケットでほとんど隠し、黒ストッキング×黒ブーツでクールにキメています。黒のタートルネックで上半身を引き締めたのも正解です。

 2000年頃に流行したファッションをリバイバルした“Y2K(Year 2000)ファッション”がZ世代を中心にブームを呼んでいます。ショート丈のトップスでのチラ腹見せや、ミニ丈のボトムス、ローライズ、ケミカル系カラーなどが特徴で、ロングブーツとも好相性です。

 2枚目の写真は、“Y2Kファッション”のお手本的なスタイリング。クロップド丈のトップスとミニスカートで、若々しくキュートに仕上げました。足元にロングブーツを迎えて、レッグラインを伸びやかに演出。ミニ丈のボトムスの場合、脚の露出が目立ちますが、ロングブーツでカバーすれば、セクシーさをセーブできるのも人気の理由です。

スリットからブーツをチラ見せ ほんのりセクシーが今季流

 Y2Kの流れで、深めのスリットが盛り上がっています。隙間からロングブーツをのぞかせる小技は、スリットを生かした着こなしとして効果的です。

 今季は、長袖のニットトップスにキャミソールドレスを重ねた、新タイプのレイヤードルックが浮上。フリルがトリミングされ、甘い雰囲気が漂いますが、膝上まで入った深いスリットがほのかな色気を漂わせています。そのスリットからロングブーツと素肌をダブルでのぞかせて、ヘルシーさとタフさを印象づけました。

 さらに、タイツとブーツが一体化したようなデザインのロングブーツもお目見え。スリットからのぞくシャープなレッグラインが印象的です。

 2枚目の写真は、ワンピースの中央に入ったスリットから、ストレッチの効いた「MARINE SERRE(マリーン セル)」のブーツをのぞかせています。アイコニックな“三日月”モチーフのロゴで埋め尽くされたブーツが躍動感を与えます。さらに、トップスには別のロゴを合わせた、計算ずくのコーディネート。オーバーサイズのアウターがボリュームを強調することで、ブーツのスリムさが際立ち、めりはりも文句なしです。

“ブーツイン”でクールな足元に 凜々しいタフレディーを演出

 パンツとの組み合わせでは、裾をブーツに収める“ブーツイン”も選択肢に加えたいところ。足首をひときわスレンダーに見せられるので、着ぶくれが気になる冬にこそ使いこなしたいアレンジです。

 1枚目は、ミリタリー風のパンツの裾を、膝まで届くロングブーツにイン。パンツの表情と相まって、いっそうクールでタフなイメージが強まりました。ジャケットも肩が張り出した、ハードなシルエットをチョイス。ブーツとシンクロさせて、マニッシュなムードを濃くしています。

 ロングブーツのインパクトを生かして、装いのムードチェンジャーに起用するのも試したいスタイリングです。きちんと感のあるパンツスーツの裾をブーツインすれば、印象が様変わりします。

 2枚目の写真は、細かいチェック柄のシックなパンツスーツを着用していますが、パンツの裾をロングブーツにインして、膝から下は凜々しい印象に。このように、お仕事仕様のパンツスーツも、ロングブーツにインすることでムードが一新。着回しのレパートリーがぐっと広がります。

 ロングブーツを生かした着こなしは、コーディネート次第で見た目の印象も変わり、バリエーションは豊富にあります。ミニ丈のボトムスやスリット服、マニッシュなパンツなどのコンビネーションに生かせば、ブーツ一つで多彩なアレンジが楽しめそう。この冬は、ロングブーツを使ってスタイリングの幅を広げてみましょう!

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。