ファッション

「キートン」創業者が88歳で死去

 イタリアの高級テーラーブランド「キートン(KITON)」創業者、チロ・パオーネ(Ciro Paone)氏が伊ナプレの自宅で死去した。88歳だった。死因は明らかにされていないが、パオーネ氏は長い間闘病していた。

 パオーネ氏はイタリアファッション界において最も優れた起業家の1人として知られ、ナポリの伝統的な仕立て技術とノウハウを世界に広め、その技術と文化的価値を長年にわたって保護してきた人物だ。

 7代にわたってイタリアの服地卸を営む家系に生まれたパオーネ氏は、1956年に小規模なテーラーブランド「チパ(CIPA)」を立ち上げた。68年にブランド名を「キートン」に改め、以来、アウターやスーツ、シャツ、ニット、ネクタイ、フットウエアなどジャンルを拡大。2005年にはウィメンズも開始した。

 1999年には当時のイタリア大統領だった故カルロ・アゼリオ・チャンピ(Carlo Azeglio Ciampi)氏からイタリアにおける最高位の1つである労働騎士勲章(Cavaliere del Lavoro)を授与されるなど、パオーネ氏の品質へのこだわりとビジネスセンスは高く評価されている。

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