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米ファッションサブスク企業がトリップアドバイザーと提携 レンタル品をホテルに直接お届け

 ファッションレンタル事業の先駆けであるレント・ザ・ランウェイ(RENT THE RUNWAY)は、宿泊施設などの価格比較サービスを運営する旅行プラットフォーム、トリップアドバイザー(TRIPADVISOR)と提携し、特別プログラムの提供を開始した。

 このプログラムでは、トリップアドバイザーの有料会員が同サイトから米国内のホテルを予約すると、専用のランディングページのアドレスがメールで送付される。そこを経由すれば、レント・ザ・ランウェイでレンタルしたアイテムが滞在先のホテルに直接届けられるという仕組みだ。対象となるホテルは約30万軒。返却は通常通り、宅配便を利用もしくは回収スポットに持参となっており、ホテルのフロントに預けることはできないという。

 レント・ザ・ランウェイでは、月に4アイテムを月額89ドル(約9700円)、8アイテムを同135ドル(約1万4000円)、16アイテムを同199ドル(約2万1000円)で提供しているが、今回のプログラムでは全アイテムの中から何点でもレンタルできるほか、割引価格でサービスを利用できる。なお、トリップアドバイザーの有料会員は年会費が99ドル(約1万700円)かかるが、新規に入会する場合、レント・ザ・ランウェイのプロモーションコードにより初年度の会費が20%オフとなる。

 レント・ザ・ランウェイは、2009年にニューヨークで創業。オケージョン用のドレスやアクセサリー類のレンタルからスタートした同社は、ラグジュアリーブランドを中心としたハイエンド商品の品ぞろえが豊富なことが特徴。19年には、大手ホテルチェーンの米マリオット・インターナショナル(MARRIOTT INTERNATIONAL)が手掛ける「Wホテル」と提携し、今回のプログラムと同様のサービスを米国内の一部で提供している。しかし、コロナ禍によって華やかなイベントが激減したことや、衛生面での懸念から苦戦を強いられ、20年8月にはニューヨーク旗艦店を含めた全店を閉店した。一方で、同社は21年7月に新規上場(IPO)の申請を米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に行っているが、IPOの規模などは明らかにされていない。

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