米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットに至るまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。評価を絵文字でお伝えするとともに、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!
第63回は、1月20日(現地時間)にワシントンで行われた第46代米大統領就任式から、ジル・バイデン(Jill Biden)夫人、カマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領の夫のダグ・エムホフ(Doug Emhoff)、歌手で作曲家のガース・ブルックス(Garth Brooks)、レディー・ガガ(Lady Gaga)、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、ハリス副大統領の継娘のエラ・エムホフ(Ella Emhoff)、詩人のアマンダ・ゴーマン(Amanda Gorman)、ミシェル・オバマ(Michelle Obama)夫人、バーニー・サンダース(Bernie Sanders)バーモント州上院議員が登場。
ジョー・バイデン(Joe Biden)新大統領の就任が正式に決定した歴史的なシーンでも、米「WWD」の辛口コメントはとどまるところを知らない。サンダース上院議員の毛糸の手袋からガガのドレスやジェニファーのオールホワイトコーデまで、注目のファッションが目白押しだ。
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Jill Biden: 拍手!
単色コーデは米大統領就任式という超VIPなシーンでのファッショントレンドであったが、ファースト・レディーの存在感はその中でも群を抜いていた。コートのキラキラした生地と、襟や袖のベルベット生地のコントラストには王室のような優雅さもあり、全体的なコーディネートを格上げしている。まさに単色コーデ界のリーダー的存在だ。
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Doug Emhoff: とても素敵!
ハリス副大統領の紫のコートとスーツの組み合わせは、素人目には安易な試みのように映る。しかし夫のダグは、完璧に仕立てられたピークドラペルのダブルのコートに同系色のネクタイとマフラーを合わせたコーディネートでセンスを光らせている。アメリカ史上初のセカンド・ジェントルマンはファッションのレベルも高い。
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Garth Brooks: う〜ん、どっちつかず。
ブルックスはホワイトハウスに陽気なスタイルを持ち込んでしまった。ウエスタンの血が騒いだのか、タイトなブーツカットジーンズにステートメントなバックルベルトとスクエアトウのカウボーイブーツでアクセントを加えて、オーディエンスを沸かせた。何とありがたいことだろう。
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Lady Gaga: 驚き!
牧場で乳搾りをする女性のような三つ編みヘアに、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」の80年代風のクチュールドレスと大きな鳩のブローチを合わせたスタイルは、ガガにとっては至って普通のことだが、大統領就任式では楽しい雰囲気と華やかさを添えるのに一役買った。
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Jennifer Lopez: めまいがする
ロペスのダイヤモンドジュエリーは90年代のきらびやかな時代を彷彿とさせるが、王子様風のフリルシャツを取り入れたオールホワイトの衣装は、とても今風なグラムロックの雰囲気を醸し出している。
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Ella Emhoff: とても素敵!
当日一番のファッションスターが現れた。肩に装飾が施されたコートを着用したエラは、レトロでシックな図書館司書のようだ。丸メガネと自然なカーリーヘアが、エフォートレスでナチュラルな様子を引き立てている。
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Amanda Gorman: とても素敵!拍手!
新たなスターが誕生したようだ。イエローのコートと赤いヘッドバンドを着用した詩人のアマンダは、敵意のない自信に満ち溢れていてポジティブな雰囲気でいっぱいだ。ソーシャルメディアでのトレンド入りも間違いなしだ。
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Michelle Obama: 驚き!
ミシェルの単色コーデも素晴らしい。彼女は明らかにファッションスターだし、デザイナーのセルジオ・ハドソン(Sergio Hudson)が手掛けたワイン色の衣装がよく似合っているだけでなく、センスの良さもピカイチだ。
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