ビューティ

小さな“町の床屋”の大きな挑戦 「バーバーサコタ」オーナーが2店舗目を開店

 東京・下高井戸の「バーバーサコタ(BARBER SAKOTA)」の迫田将輝オーナーは12月21日、世田谷区の小田急線経堂駅の駅前に「カットハウス キョードー(CUT HOUSE KYODO)」をオープンした。施術スペースはわずか13平方メートルだが、「駅から徒歩30秒の立地の良さに惚れた」と言う。また「路面店であることにもこだわった」。料金はバーバーサコタと同じくカット3000円、シャンプー1000円。美容室形態なのでシェーブはない。

 数年間、休眠状態だった元CDショップを改装し、2階にはギャラリースペースも設けた。「年明けには、ドローイング作品の展示やアパレル・雑貨の物販などを予定する」と話す。ショップロゴとキャラクターデザインはイラストレーターのSHINKNOWNSUKE(シンノスケ)が担当した。オリジナルTシャツも販売予定(6000円)だ。

 迫田オーナーは引き続きバーバーサコタで勤務し、カットハウス キョードーには立たない。同店の店長を務めるのは、2018年から迫田オーナーが休みの月曜日にバーバーサコタで施術を行っていたフリーランスの美容師、盛田峻だ。バーバーサコタも4年間、迫田オーナーが1人で運営していたが、20年4月に元「ザ・バルバ・トウキョウ」のスタッフを雇い2人体制となった。

 今後の目標について聞くと、「2店舗目ができたばかりで3店舗のことは考えていない。ただ、ディレクションなどのよい話があれば検討したい」と答えた。カットハウス キョードーもバーバーサコタ同様、「“町に根付いた床屋”を目指す」と言い、「それを勘案しての料金設定でもある」と続けた。商店街のオーナーや通学路でもある農大生、地元の小中学生(小学生以下は1000円引き、中高生は500円引き)も想定客とする。

■カットハウス キョードー
オープン日:12月21日
時間:10:00〜20:00
定休日:火曜日
住所:東京都世田谷区経堂1-21-11

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