ファッション

瀬戸内の色を世界へ 香川発ウィメンズブランド「サヌア」が始動

 メンズブランド「カーリー(CURLY&CO.)」を手掛ける川北縫製(香川・さぬき)が、ウィメンズブランド「サヌア(SANUA)」を立ち上げた。クリエイティブ・ディレクターに「ソマルタ(SOMARTA)」の廣川玉枝デザイナーを起用し、瀬戸内の色にフォーカスしたコレクションを提案していく。12月6日に「カーリー」直営店だった「ザ ウェフト 青山(THE WEFT AOYAMA)」を「サヌア」直営店に切り替え、再オープンした。

 ファーストコレクションは“ブルー”をテーマに、シャツやワンピース、コート、スカートなど約25型をそろえる。価格帯は5000〜7万5000円ほど。「初めてさぬきを訪れたとき、その美しさに感動した」(廣川デザイナー)と語る瀬戸内海の青を、自然由来の色素で染める“ボタニカル・ダイ”で表現した。同ブランドでは瀬戸内海の塩で生地を洗浄し、わずかに化学染料を加えて発色と色味を長く保つ独自の技法を用いている。

 アイテムのほとんどを布帛(織り物)ではなくカットソーで制作するのも特徴だ。川北縫製の川北繁伸代表は「われわれは長らくカットソー専門の工場としてやってきた。業界には“カットソーは布帛の下”というイメージを持っている人も多いが、それを覆したい」とブランドへの思いを語る。廣川デザイナーを起用したのは、「カットソーの概念を変えるためには、斬新なクリエイティビティが必要。廣川さんのこれまでの作品を見て、『この人だ!』と思った」と説明する。廣川デザイナーは「お話をもらって、川北さんの考えや物作りの姿勢に共感した。ゼロベースからのスタートだったが、さぬきを訪れて“地元の自然にフォーカスする”という方向性が定まり、今の形になった」と話す。

 ブランド名は“静寂の中に生命を響かせる”を意味するサンスクリット語から生まれた。春夏、秋冬とシーズンで区別せず、ファースト、セカンドとコレクションを積み上げていく。

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