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H2O新社長に阪急阪神百貨店の荒木氏 阪急阪神の新社長には山口取締役

 エイチ・ツー・オー リテイリング(以下、H2O)は、子会社の阪急阪神百貨店社長を務めている荒木直也氏(62)が、4月1日付で新社長に就任すると発表した。後任の阪急阪神百貨店社長には、現在同社で取締役執行役員を務めている山口俊比古氏(56)が就任する。

 H2Oの鈴木篤社長は、これに伴って代表権のない取締役会長となる。荒木新社長は4月以降も阪急阪神百貨店の代表取締役会長を兼任する。荒木新社長は1981年に京都大学経済学部を卒業し、阪急百貨店(当時)に入社。2012年3月から現職を務めてきた。今回の異動により、H2Oは「事業環境の大きな変化に対応するため、新たな経営体制のもと、経営基盤の強化と意思決定の迅速化を図り、持続的な成長発展とさらなる企業価値向上を目指す」。

 阪急阪神百貨店の山口新社長は1986年3月に神戸商科大学(現・兵庫県立大学)商経学部を卒業し、阪急百貨店(当時)に入社。12年4月に阪急メンズ東京の店長、14年4月に執行役員に就任、18年4月から現職。「19年10月に(セブン&アイ・ホールディングスから譲受した)神戸阪急・高槻阪急がスタートし、百貨店事業の中長期の方向性が定まり節目を迎えたことから、トップの若返りを図る」というのが今回の異動の理由と、同社は発表している。

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