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ロレアルが老舗フレグランスブランド「ロジェ・ガレ」を仏投資会社に売却

 ロレアル(L’OREAL)は傘下のフレグランスブランド「ロジェ・ガレ(ROGER & GALLET)」の売却について、フランスの投資会社のインパラ(IMPALA)と交渉中で、今夏には完了する予定だと発表した。ロレアルは売却について「ブランドの成長のための戦略的な決断」としている。

 「ロジェ・ガレ」は1862年にアルマン・ロジェ(Armand Roger)とシャルル・ガレ(Charles Gallet)がパリで創業し、パフュマリーとしてスタート。伝統的なカルドロン(大釜)製法で作られた丸型ソープやデンタルケア製品、アーモンドオイルを配合した美容液やビネガー(酢)の化粧水、メイクアップ、ヘアジェル、絆創膏、リップケア製品などパーソナルケア製品を多数誕生させた。また、ブランドスタート時のオーデコロンは、ナポレオン(Napoleon)1世(1769〜1821年)が愛用したモノを元に作られ、その後もヨーロッパ王室を魅了し続けたとされる。現在はフレグランスアイテムやボディーケアアイテム、スキンケアを中心に扱っている。

 2008年にロレアル傘下となり、日本には13年に上陸。15年5月に世界2店舗目の旗艦店を表参道にオープンしたが18年3月に閉店し、現在全国で14店舗を運営している。なお、グローバルでの19年の売り上げは 5200万ユーロ(約62億円)だった。

 売却先とされるインパラはエネルギーや製造業、テクノロジーなど幅広い分野に投資活動をしているほか、ビューティではドイツ発のドクターズスキンケアブランド「アウグスティヌス バーダー(AUGUSTINUS BADER)」、ファッションは仏下着・スイムウエアブランド「プルイン(PULL-IN)」に投資している。