ビジネス

ワークマン独り勝ち 増税・暖冬どこ吹く風の上方修正

 作業服のワークマンは4日、2020年3月期の業績予想を上方修正した。修正後はチェーン全店売上高が1200億円(修正前は1035億円)、営業総収入が905億円(同733億円)と、2割以上も上振れする。新業態「ワークマンプラス」の積極的な出店に加えて、日常着として着用できるプライベートブランドがけん引して、19年4月〜20年1月までの既存店売上高は前年の同じ期間に比べて26.3%増だった。10月以降も多くのアパレルが消費増税や暖冬の影響で低迷する中、既存店売上高は2割以上伸ばしている。

 チェーン全店売上高は、前期実績と比べると約3割増となる。メディアでの露出やインフルエンサーを起用したマーケティング戦略が奏功し、新規顧客の獲得に成功。秋冬商戦でも高機能・低価格を売りにした防寒アウターや防寒パンツが活発に動いた。大幅な増収によって修正後の営業利益は189億円(同150億円)、純利益134億円(同108億円)を見込む。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。