ファッション

マレーネ・ディートリッヒの夢のドレス、死後25年経過して誕生

 往年の名女優マレーネ・ディートリッヒ(Marlene Dietrich’)の夢が、彼女の死後25年経過して、ようやく叶う。ディートリッヒはかつて、衣装デザイナーのジャン・ルイ(Jean Louis)に手紙で「皆の印象に残るドレスが欲しいの。ドレスが光る方法を見つけてほしい」とリクエスト。彼女はどこがどう光るかまでリクエストし、自らデッサンまで描き、「発光は自分でコントロールしたい」と話すほどだった。後年マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)が、当時アメリカの大統領だったジョン.F. ケネディ(John F. Kennedy)の1962年の誕生日パーティーに着用したヌードカラーのドレスに似た衣装で人前に現れることはあったが、ディートリッヒの夢はついに実現しなかった。

 彼女の死後から25年、ファッション企業のスタートアップを支援するエレクトロクチュール(ELEKTROCOUTURE)は、フランスのTV局が5月7日に放送する特別番組「マレーネ・ディートリッヒの最後のドレス」のために、彼女の夢だったドレスを作成。社内デザイナーが、3Dプリンタで花の刺繍を描いてクリスタルをプラス。「スワロフスキー(SWAROVSKI)」とのコラボレーションでLEDライトを埋め込んだクリスタルが発光するドレスを完成させた。

 ドレスはスペシャルピースだが、エレクトロクチュールはこのあと、彼女にインスパイアされた一般販売向けのドレスを生産・販売する予定だ。

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