ビューティ
特集 2030年代のファッション&ビューティ 第12回 / 全14回

人気美容師・奈良裕也が考えるヘアサロン業界の未来 生き残るのは「個の力」と「育てる力」を兼ね備えた組織

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奈良裕也/「SHIMA」アートディレクター兼クリエイティブスタイリスト

奈良裕也/「SHIMA」アートディレクター兼クリエイティブスタイリスト

PROFILE:(なら・ゆうや)埼玉県飯能市出身。国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業。サロン活動と合わせて、ファッション誌の撮影やヘアショー出演の他、ヘアメイクとして国内外のアーティストやセレブを手掛け、カタログやコレクション等でも活躍中。インスタグラム(@yuyanara)のフォロワー数は19.5万人 PHOTO : NANAKO ARAIE

いわゆる“カリスマ美容師”時代から現在に至るまで、第一線で走り続ける人気ヘアサロン「シマ(SHIMA)」。その“顔”的存在として活躍し続けているのが、アートディレクターの奈良裕也氏だ。ヘア&メイクアップアーティストとしても活動し、モデル業界でも奈良氏に担当してもらうことがステータスの1つになっている。未来のサロン業界からモデルのトレンドまで、幅広く語ってもらった。(この記事は「WWDJAPAN」2026年10月26日号からの抜粋です)

特化型か、オールマイティーか。
これからのスター美容師の条件

WWD:現状のヘアサロン業界をどう見ている?

奈良裕也「SHIMA」アートディレクター兼クリエイティブスタイリスト(以下、奈良):サロンが増えすぎていて、潰れる美容室を多く聞くようになった。時代のニーズをいち早く先取りして、常に発信していかないと、置いていかれるくらいのスピード感になっている。

WWD:以前と比べて、何が変わった?

奈良:10〜15年ほど前は、地方から出てきた人が都内のサロンで活躍して、その後に地元へ戻って店を出すのが割とスタンダードだった。当時はまだ地方におしゃれなサロンがあまりなかったため、それでうまくいっていた。ところが、今は全国どこへ行っても、それなりにおしゃれな美容室がある。だから同じことをしても、もう通用しない。かといって都内で戦うなら、よほど知名度があるプレイヤーか、技術のある人でないと“もって5年”となってしまう。

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