パナソニックは11月上旬、ヘアケアシリーズ「ナノケア(NANOCARE)」から、ヘアドライヤー“EH-NB70”(全3色、各4万1000円前後※市場想定価格)と、ストレートアイロン“EH-HN30”(全2色、各2万4000円前後※同)、“EH-HN51”(全2色、各3万5000円前後※同)を発売する。ビューティ事業の柱の1つであるヘアケア領域をさらに強化する。
「ナノケア」史上最小に
売れ筋の価格帯で需要を狙う
“EH-NB70”では、内部構造を見直して小型・高回転のモーターを採用するなどで、本体体積を従来比約35%削減。シリーズ史上最小サイズを実現した。強い風圧と髪が絡まりにくい直線的な風を両立し、速乾性能を約1.2倍に高めた。
さらに一般的なマイナスイオンの約1000倍の水分量を持つという独自技術“高浸透ナノイー”を搭載し、髪の艶やまとまりにアプローチする。コンパクトなヘッドとスラントハンドルを組み合わせ、操作性を高めた。進化をビジュアルでも表現すべく、透明素材や浮かび上がる光のロゴなどを新たに採用している。
「ナノケア」は2005年に初代のドライヤーを発売し、国内累計販売台数は1900万台を突破した。購入者は40〜50代が中心で長年使い続ける顧客が多い。近年はドライヤーの高価格化が進み、同社でも3〜4万円台の価格帯が売れ筋になっているという。新作の“EH-NB70”も4万1000円前後に設定し、この価格帯の需要を見込む。
ヘアカラーを楽しむ若年層を狙い
ストレートアイロンも強化
スタンダードモデル“EH-HN30”は、“ナノイー”によるケア機能に加え、髪に均一に熱と圧力を伝えるプレートを採用し、前モデルより低温でも髪をストレートに整える。丸みを持たせた形状でカールといったアレンジにも対応。上位モデル“EH-HN51”は“高浸透ナノイー&ミネラル”を搭載し、より高いヘアケア効果をかなえた。
同社のストレートアイロンの購入者は20〜30代が中心。対象の世代はハイトーンカラーなどのカラーリングを楽しむ一方、髪そのものの美しさを求める傾向も強まっていると分析する。新モデル2種で、ヘアケア効果需要の高まりに応える。
柱はドライヤーとシェーバー
体験の提案を拡大
生活家電を広く手掛けるパナソニックのビューティ事業は成長を続けている。同事業ではヘアケアやフェイスケア、インナーケアなどを展開しており、中でも柱はドライヤーとシェーバーだ。
今後は機器の進化に加え、周辺商材を含めた美容体験の提供を強化する。その1つとして、スキンケアブランド「シシ(SISI)」を展開するSISIと共同で、ヘアケアブランド「ユナイト(UNITE)」を開発した。11月上旬、シャンプー“ボンディングケア シャンプー モイストスムース(400mL)やトリートメント“ボンディングケア トリートメント モイストスムース”(400g)と新作ドライヤー“EH-NB70”を組み合わせたキット(4万3000円前後※同)を1万台限定で発売する予定だ。