ビューティ

36人で売上高293億円のAiロボティクスがサロン市場参入 「ブライト」初の専売モデル投入

Aiロボティクスが展開する美容家電ブランド「ブライト(BRIGHTE)」が、サロン市場に本格参入する。第1弾として9月30日、ブランド初のサロン専売モデル“エレキリフト プロ”(6万6000円)を発売した。エステサロンや美容室で取り扱う。今後はサロン専売商品を複数投入する予定で、「ブライト」以外のブランドでの展開も視野に入れる。

累計200万個突破の「ブライト」
サロン向けモデルを投入

“エレキリフト プロ”は、一般向けのリフト美顔器“エレキリフト”をサロン向けにアップデートしたモデル。クリーン、リフト、ヒートの3モードはそのままに、リフトモードでは従来品に比べEMSの出力を最大10%高め、ヒートモードのRFは3メガヘルツから最大4メガヘルツに引き上げた。リフトとヒートはそれぞれ10段階で出力を設定できるようにした。

「ブライト」は26年3月末時点でシリーズ累計販売個数200万個を突破している。担当者は「一般市場で支持されている商品をサロンでは施術という新たな形で提供できることに価値がある」と説明する。

255億円で買収したBJCの販売網を活用

サロン市場への参入は、Aiロボティクスが26年4月にサロン向け美容商材の卸売りなどを手掛けるBJCを255億円で買収したことが契機となった。AiロボティクスはこれまでECや卸を中心に商品を販売してきた一方、BJCは約4万店のサロンとの取引基盤を持つ。「BJC社とご一緒できることになったことをきっかけに、両社の強みを掛け合わせ、シナジーを生み出しながら新たな顧客接点を広げていきたいと考えた」(担当者)。

現在は順次商談を進めており、初年度の導入店舗数や売上高の目標は非公開。エステサロンと美容室の双方を対象とするが、まずはエステサロンを中心に導入を進める。今後は“エレキリフト プロ”に続く「ブライト」のサロン専売商品を複数発売する準備を進めるほか、他ブランドでのサロン流通も検討している。

Aiロボティクスとは

Aiロボティクスは2016年設立。独自開発のAIシステム「SELL」を活用し、商品企画からマーケティング、顧客管理、在庫管理までを手掛ける。スキンケアブランド「ユンス(YUNTH)」、美容家電ブランド「ブライト」、ヘアケアブランド「ストレイン(STRAINE)」などを展開し、24年9月に東証グロース市場に上場した。

26年3月期の単体業績は、売上高が前期比2.1倍の293億5900万円、営業利益が同53.3%増の38億200万円だった。同年3月末時点の従業員数は36人。27年3月期はBJCの連結子会社化などにより、連結売上高560億〜600億円を見込む。

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