
美容室専売ヘアケアブランド「ロア(LOA)」を展開するジェイド・ジャパンが事業領域を広げる。ヘアツールやヘアアクセサリーを投入し、2027年3月期の売上高は前期比約2倍の60億円前後を見込む。29年には100億円を目指す。
ジェイド・ジャパンは22年4月に設立し、同年に「ロア」を始動した。現在の社員数は約20人。田村純一社長は100億円という目標について、「想像できる数字だと今の戦略の延長で考えてしまう。想像できないくらいの数字を設定し、新しい挑戦をせざるを得ない状態にする」と話す。
「香り」切り口のヘアオイルが奏功
「ロア」は23年5月、香りを訴求したヘアオイル“ロア ザ オイル”を発売した。この切り口が奏功し、現在はインバスケアやUVケア、ハンドソープ、ヘアバームなどラインアップを拡充。シリーズ累計販売本数は500万本を突破(23年5月〜26年7月の集計)した。
次はヘアアレンジに商機
売り上げの約9割を美容室流通が占める中、次の一手としてヘアケア以外のサロン店販を開拓する。ヘッドスパ市場の盛り上がりを背景に、9月19日にはブランド初のヘアツール“ザ 24K パドルブラシ”(1万6500円)を発売。211本の24Kゴールドピンと高弾性クッションを採用し、髪をとかしながら頭皮を刺激できる設計とした。
11月にはヘアウエアブランド「ドレス(DRESS)」を始動する。第1弾は「ロア」と協業したシュシュ“ザ パルファム スクランチー”(全6型、各1万2100円)で、香りを含ませた不織布を生地の内部に組み込んだ。「ヘアアクセサリーは美容室であまり販売されてこなかった。ヘアアレンジまで含めてスタイリストが提案できる環境をつくり、サロンの生産性を上げていきたい」(田村純一ジェイド・ジャパン社長)。美容師がヘアアレンジとして合わせて提案できる商材をブランドの基準とし、今後はバレッタやピンなどに展開を広げる予定だ。
消費者との接点も拡大
9月9日にはニュウマン新宿3階に常設店をオープン。19〜27日には東京・原宿でポップアップを開催し、9日間で約1万5000人の来場を目標とする。一般消費者との接点を増やし、サロン店販への還元を目指す。