ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)社は、ダリオ・ヴィターレ(Dario Vitale)を「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」のクリエイティブ・ディレクターに任命した。ヴィターレは、「ジョルジオ アルマーニ」のアクセサリーについても、クリエイティブの指揮を執る。アルマーニ一族以外の人間が、同職に就くのは初めてとなる。ヴィターレは、長年「ミュウミュウ(MIU MIU)」でミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)の右腕として活躍したのち、「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のクリエイティブ・ディレクターに就任したが、わずか1シーズンで退任していた。
関係者によると、ジョルジオ・アルマーニ氏の死去の後、グループは後継者として若手デザイナーを迎え入れる検討をスタートしていたようだ。
ヴィターレは、「『エンポリオ アルマーニ』と『ジョルジオ アルマーニ』という2つのブランドで仕事ができることを光栄に思う。アルマーニは強力なレガシーと、一目でそれと分かる独自のデザイン言語を持っている。その豊かな基盤の上に新たな時代を築いていくにあたり、深い責任感と高揚感を抱きながら、この仕事に取り組んでいく」と語った。
アルマーニ グループでウィメンズのデザイン責任者を務める、ジョルジオ・アルマーニ氏の姪のシルヴァーナ・アルマーニ(Silvana Armani)らは、「私たちにとって『エンポリオ アルマーニ』は単なる一つのライン以上の存在。このブランドは自由や実験の精神、そしてエネルギーの場として生まれた。確固たる才能を認められているダリオがチームに加わることで、その精神が敬意と誠実さをもって解釈されるものと確信している」と話した。
「ヴェルサーチェ」の1シーズン限りの退任については、コレクションは賛否両論だったが、ジャンニ・ヴェルサーチェ(Giannni Versace)の遺産を尊重した、色彩豊かで大胆なデザインは高い評価を受けた。多くの小売業者やファッション編集者からは「もっと見たい」との声が多かったという。