ファッション

イネス・デ・ラモンが“ニュースペーパー・ドレス”で全米オープンに ブラッド・ピットと観戦

現地時間の9月13日まで開催された全米オープンの観客席には今年も多くのセレブリティーが詰めかけた。その中でも一際視線を集めていたのが、ジュエリーデザイナーのイネス・デ・ラモン(Ines de Ramon)とパートナーのブラッド・ピット(Brad Pitt)だ。2人は9月12日、ニューヨークのUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター内エミレーツ・スイートに寄り添うように並んで女子決勝を観戦した。会場にはアリアナ・デボーズ(Ariana DeBose)やジェシカ・アルバ(Jessica Alba)、パリス・ヒルトン(Paris Hilton)らの姿もあった。

モード史に残るジョン・ガリアーノのアーカイブを着用

デ・ラモンは、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)による“ニュースペーパー・ドレス”を着用した。同ドレスにはいくつかのバージョンが存在するが、デ・ラモンが着用したアーカイブピースは、スパゲッティストラップとハート型の胸元が特徴の身体にフィットしたシルエットだった。

このアイテムは、元々「ディオール(DIOR)」の2000年秋冬コレクションのランウエイに登場したもので、実在するインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙の記事をプリントした軽い生地で作られており、プリントは“クリスチャン・ディオール・デイリー”(The Christian Dior Daily)と名付けられていた。

ガリアーノのこの着想の裏には、エルザ・スキャパレリ(Elsa Schiaparelli)からのインスピレーションがあった。スキャパレリは1935年、自身の功績に関する新聞記事をプリントしたドレスを発表しており、自伝「ショッキング・ライフ」の中でその生地をブラウス、スカーフ、帽子、あらゆる入浴用のナンセンスなアイテムに用いたと振り返っている。

この“ニュースペーパー・ドレス”はドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」のシーズン3第17話「キャリーの復讐」で主人公キャリー・ブラッドショーが着用したことでも知られる。キャリー版はドレープネックが特徴だった。直近では、俳優のジェナ・オルテガ(Jenna Ortega)が2025年の映画「ハリー・アップ・トゥモロー」のワールドプレミアで着用し、ゴールドの金具付きストラップとしなやかなシルエットでキャリー版に忠実なスタイルを披露していた。

現代的にアップデートされた一着

デ・ラモンのドレスは、より現代的にアレンジされたバージョンであるものの、その特徴的なディテールからひとめでそれと分かる。胸元部分に配されたシルバー金具は、ガリアーノらしいグランジなニュアンスが漂う。彼女はこのプリントドレスに、シルバー金具のグレーのハンドバッグ、腕時計、90年代風の細い黒縁サングラスを合わせていた。

一方のピットはスポーティーな装いを披露した。つばを後ろ向きにしたブルーのデニムベースボールキャップに、ライトブルーのポロシャツ、バギーフィットのライトウォッシュジーンズというスタイルだ。映画「F1」のスターでもある彼は、シルバーの細フレームにカラーレンズのアビエイターサングラスを合わせていた。

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