ビジネス

リングブルが3億円の資金調達、J-KISSで

グローバルEC支援を手掛けるリングブル(LINGBLE)は、VCのDG Daiwa Venturesをリードにヘッドラインアジア(旧インフィニティベンチャーズ)や、ガゼルキャピタル、ハヤテインベストメントなど6社を引受先とするJ-KISS型新株予約権で、総額3億円を調達した。

調達した資金は海外展開支援AI「ツロサン(Tsuro-san)」の開発強化や、グローバルECプラットフォーム「リングブルリンク(Lingble Link)」の機能拡張、韓国市場など新規エリアへの営業強化、セールス体制の拡充に充てる。

今回の資金調達と合わせて発表した「ツロサン」は、ブランドの海外展開に必要なマーケティングやオペレーション判断をAIが支援するシステム。リングブルがこれまで170カ国で蓄積したグローバルEC運営の知見をAIに実装したもの。5月以降に既存顧客向けベータ版提供を始める予定だ。

リングブルは2019年設立。グローバルECの戦略設計からD2Cストア構築、多言語カスタマーサポート、国際配送、税関手続きまでを一気通貫で支援する。これまでにアパレルを中心に45ブランドへサービス提供しており、デサントやナルミヤ・インターナショナルなどが導入企業に名を連ねる。23年には「WWDJAPAN DXアワード」でイノベーション賞を受賞した。

J-KISS型新株予約権は、スタートアップ向け投資契約(KISS=Keep It Simple Security)を日本向けにアレンジした資金調達手法で、投資家は新株予約権の形で出資し、次回の大型資金調達時などに株式へ転換される仕組み。現時点で企業価値評価(バリュエーション)を厳密に定めずに資金調達できるため、優先株発行に比べて契約・手続きが簡素でスピーディーなのが特徴で、シード期スタートアップで広く活用されている。

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