
どうやら、推し活の世界は思っていたよりもずっと奥深い。本座談会に集ったのは、全く異なるフィールドで“推し”を追い続ける4人の業界人。それぞれの界隈に根付く独自の作法や“暗黙のルール”を聞くと、そこには消費行動を解き明かすつながりがあった。座談会の中で見えてきたのは、それだけではない。推し、ファンダム、そしてブランドのストーリー。それぞれが重なったときに、市場を動かす熱狂が生まれる。4つの界隈から、未来の顧客接点をひもとくヒントを探った。(この記事は「WWDJAPAN」2026年5月18日号からの抜粋です)
参加者
1 / 4
(STARTO ENTERTAINMENT)Nさん/ファッション系PR
(K-POP)Mさん/フリーランスPR
(宝塚歌劇団)Aさん/会社員
(プロ野球)Hさん/エディター
野球ファンは、1試合で3席購入

WWD:各界隈には、暗黙のルールやあるあるがあるそうですね。
Aさん:ヅカファン(宝塚のファン)の中でも有名なのが、出待ち・入待ちの文化です。このルールが結構厳しくて、姿勢はしゃがんで1〜2時間待機。荷物は床に置いちゃいけないので、胸の前で抱える。スマホいじるのも禁止。推しが登場しても声掛けはNG、黙ってお話を聞いて解散……なにこれ?筋トレ?
Nさん:ストイックすぎません!?私のSTARTO界隈だと、“コロペン(推しのメンバーカラー以外にペンライトの色を切り替える行為)”は賛否両論ありますね。推しに一途が基本なので、「郷に入っては郷に従え」精神が軸になっている印象。新規のファンだとこういうことを知らず、ヒヤッとする経験があるかもしれないです。
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