「ギャップ(GAP)」「オールドネイビー(OLD NAVY)」「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」「アスレタ(ATHLETA)」などを擁する米ギャップの2026年1月期決算は、売上高が前期比1.9%増の153億6600万ドル(約2兆4278億円)、営業利益は同0.3%増の11億1500万ドル(約1761億円)、純利益は同3.3%減の8億1600万ドル(約1289億円)の増収減益だった。
ブランド別での売上高は、「オールドネイビー」が同3.0%増の86億5700万ドル(約1兆3678億円)、「ギャップ」は同5.0%増の35億100万ドル(約5531億円)だった。いずれも本拠地である米国市場が堅調だった。「バナナ・リパブリック」は同0.9%減の19億1600万ドル(約3027億円)、不調が続く「アスレタ」は同9.9%減の12億1900万ドル(約1926億円)だった。なお、既存店ベースで見ると「アスレタ」以外の3ブランドは同3〜6%増収、「アスレタ」は同9%減収となっている。
今後はビューティやアクセサリー分野にも本腰
リチャード・ディクソン(Richard Dickson)社長兼最高経営責任者(CEO)は、アナリスト向けの決算説明会で、「2年連続で売り上げを伸ばすことができ、とてもうれしく思う。ここ数年、当社は事業の土台を修理することに注力してきたが、その段階は終わり、いよいよ成長期に移行する。中核であるアパレル事業をさらに改善しつつ、将来的な成長に向けた種まきもしていく」と語った。今後は開発が遅れていたビューティやアクセサリー分野に本格的に取り組み、ライフスタイルブランドとしての存在感を高めていくという。また、26年度の業績は2~3%の成長となる見込みと話した。
減益や値上げは主に関税の影響
減益となった理由について、カトリーナ・オコネル(Katrina O’Connell)=エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高財務責任者は、「主に25年11月〜26年1月期(第4四半期)における関税の影響によるものだ」と述べた。また、関税の影響による値上げは実施しているかという質問に対しては「一品あたりの単価は上昇している」と回答。ディクソン社長兼CEOが、「さまざまな要因を加味して価格を設定しており、消費者に提供する価値は全体として変わらないようにしている」と補足した。